「三日坊主の子供」やるやる派とやだやだ派2タイプ…やる気なくさせる叱り方ほめ方
きょうから新年度。入学や進級を期に子供に習い事をさせようと考えている親も多いが、多くは三日坊主で終わる。「子供の三日ぼうずをどうしたら解消できるか。約1600件のアンケートから2つのタイプに分類しました。一つは自分からやりたいと言って挑戦しても続かない『やるやる!三日ぼうず』。もうひとつが、片付けなどの子供がやりたく手続かない『やだやだ!三日ぼうず』です。対応はそれぞれ違うようです」(山田大樹アナ)
目標が大きすぎて挫折
ゲストの水道橋博士(タレント)が嘆く。「3人の子供がそれぞれ別々に三日坊主。もうイライラしますよ」
井ノ原快彦キャスター「親の方も3日目には諦めていたりしてね」
室井佑月(俳優)「私は声がかれる程怒鳴っている」
早稲田大学の向後千秋教授がこんなアドバイスをした。「やる気があるのに続かない場合は、親の心がけが3点あります。(1)無理のない目標をつくること。子供が大きな目標を掲げたら、大きすぎると挫折すると言ってやる事です(2)努力の積み重ねが見えるように、できた日にシールを貼って確認する(3)子供が毎日続けている事を親がそばで見守る事が子供の励みにもなります」
後からほめても効果なし
子供の叱り方、褒め方にもコツがあると言う。「命令や脅しは子供が納得していないのでダメです。また、もう教えてやらないとか、そんな風だからダメなんだとかは、使うことばではありません」
励ましたり褒める場合は、子供が成し遂げた直後に速攻フィードバックするのが効果的だという。向後教授はこういう。
「子供のそばで見守っていて、できた途端にやったねとかよかったねと言ってあげる。寝る前に褒めてあげても効果はありません。子供が落ち込んでいる場合は、先週頑張っていたじゃないや段々上手くなってきているよは良い褒め言葉です」
蛙の子は蛙で、親にも身に覚えのある三日坊主。それほど目くじら立てなくてもいいんじゃないのかな。
(磯G)