2024年 4月 19日 (金)

北朝鮮ミサイル「ムスダン」だけじゃない!?ノドン、スカッド同時発射

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   北朝鮮の弾道ミサイル発射が切迫しているようだ。度を越した脅迫、振り上げた拳をどういう形で下ろすのか、まるで見当が付かない。

   5日(2013年4月)には平壌の在外公館に退避の検討を求め、9日には韓国の外国人観光客に出国するよう声明を出した。脅迫のリアリティを演出するためなのか、航行禁止区域の事前通告もない。

金正恩「国民の評判悪く、危機感演出で不満抑え込み」

   北朝鮮の狙いは何か。北朝鮮専門ニュースサイト「ディリーNK」の高英起東京支局長は、「金正恩さんが第一書記に就任して1年。何の成果も得られず住民の評判がよくない。そうした不満を挽回するため、核、ミサイルに代表される軍事力に頼らざるを得ないのです」と分析する。

   現在、中距離弾道ミサイル「ムスダン」(射程距離3000キロ以上)2基が移動式発射台に乗せられ、日本海側の元山(ウオンサン)に待機中という。これ以外に、ノドン、スカッドも発射する兆候があるという報道も出てきた。

   どういう形で、どこへ向けて発射するつもりなのか不気味だが、日本テレビの玄昶日ソウル支局長は「韓国では一般市民はいたって冷静だ」という。実際、ソウルの洋品店店員は「まだ影響は受けていない。北朝鮮は時々こういうことをやるから」と平然としている。日本人女性観光客も「誰も危機感持っているような様子ないですね。楽しそうだし。脅しをかけられているだけの感じ」

アメリカ引っ張り出す狙いだが、相手にされず

   キャスターのテリー伊藤「撃つ可能性は高いですよね。もし飛んできたミサイルを迎撃すると、北朝鮮にとって最大の屈辱になる。そのあと北朝鮮はどういった行動を取るかが怖いが、一番怖いのは金正恩さんの性格。いきなりトップリーダーになったから何を考えるか分からない」

   宮崎哲也(評論家)「その分からない状況を作って、アメリカとの交渉を引き出すのが狙いというが、アメリカが出て行きますかね。北朝鮮は幻想の中で行っているような気がする」

   幻想がまかり間違って戦争にエスかレートしてはたまったものではない。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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