2024年 4月 26日 (金)

長嶋・松井ダブル国民栄誉賞の裏にナベツネの思惑―ゴジラを読売に戻したい

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   ジャズが好きだ。学生時代J・コルトレーン(1967年7月17日没)が亡くなったのを知り、早稲田大学の文学部近くのジャズ喫茶で一晩中泣きながらコルトレーンを聞いていたことを思い出す。いまでも寝るときにかける子守歌はキース・ジャレットの「The Melody At Night, With You」である。

   『週刊朝日』の「21世紀版ジャズ喫茶名鑑」によれば「ジャズ喫茶」というのは日本独特の文化だそうである。1929年に東京東大赤門前で開業した「ブラックバード」が最初だという。最近は次々に新しいジャズ喫茶が生まれ、なかなか盛況らしい。1933年開店した現存する最古のジャズ喫茶「ちぐさ」は横浜でやっているらしい。四谷の「いーぐる」にはよく行った。後藤雅洋さんが弱冠20歳で始めたのだそうだ。

   私が住んでいる中野の新井薬師に1年あまり前にできた「ロンバーチッチ」は夫婦でやっている。会社勤めをしていたが33歳でやめて夢を叶えた。

   東京・神宮前には27年続く「J-Cook」。色川武大さんが好きで、そのためもあって移り住んで亡くなった、一関市の「ジャズ喫茶ベイシー」は私にとっても懐かしい店だ。色川さんが亡くなる直前まで書いていたのは、私がもらうはずだった『月刊現代』の原稿だった。連載は3回で終わってしまった。「ベイシー」でジャズを聴きながら、いろいろ聞きたいことがあったのに。

同じ石川が地元の森喜朗元首相通じて授賞根回し

   私は4月5日(2013年)の当欄で、長嶋と松井に国民栄誉賞を授与するのはおかしいと書いたが、『週刊現代』も「何かちょっと違う気がする」と異を唱えている。しかし、私の考えとは違っていて、長嶋には妥当だが、松井にあげるのは、裏に何か読売新聞の思惑があると書いているのだ。読売新聞OBでジャーナリストの大谷昭宏氏がこういっている。

<「このできすぎの美談の背景に、安倍首相と読売新聞の思惑が見え隠れします。実はミスターの受賞は昨年末には決まっていたようで、12月には安倍首相から原監督に話があったのです」>

   ナベツネさんは他球団には松井を渡したくない。メンツにかけて読売に戻したいと思い、政界と球界の大物を頼り、なりふりかまわず最後のカードを切ったと、巨人OBが解説している。週刊現代によると、<時系列で見ていくと、最初に安倍首相から原監督にこの話があったのが昨年12月。つまり松井が引退会見を開いた前後である。だが、自民党の中堅代議士によれば、安倍―原ラインとは別に水面下で話が進められていた形跡があるという。

   「森(喜朗元総理)さんが動いていたようです。森さんとナベツネさんは昵懇。松井は森さんの地元・石川の有名人ですからね」>

   <しかも、昭和の大横綱・大鵬として活躍した納谷幸喜さんに生前授与できなかったことが問題視されている今、授与すれば、「ミスター、どこか悪いのでは?といらぬ健康不安説を煽りかねない。そこで浮上したのが、師弟ダブル受賞というプランだったのである。

   松井を巻き込むことは、読売にとっても渡りに船だった。いかに読売が「次期監督指名」と盛り上げても、松井は背を向けたままだったからである。

   しかし松井の知人はこう批判する。

   「あれだけ『次の監督は由伸』『松井よりも、イチローこそ巨人軍の監督にふさわしい』なんて言っていたナベツネさんに『原の次は松井』と言われたって、何も響かないでしょうよ。『巨人からヤンキースにコーチ留学させるプランもある』という記事も出ていたけど、わざわざ読売を通す必要がない。ヤンキースなら、松井が自分で頼めますからね。余計なお世話ですよ」(松井の友人)>

   松井を巨人にほしくて長嶋を使ったとすれば、ますます国民栄誉賞が不純なものに見えてくる。ミスターにはそんなものはいらない。

雅子妃「夕食が深夜11時。朝8時就寝」昼夜逆転そっとしておいたら…

   雅子妃が4月30日(2013年)のウィレム・アレクサンダーオランダ皇太子の国王即位式に行くのかどうかが話題になっている。4月中旬になっても行くのか行かないのかはっきりしないために、東宮職も困り果てているという。その前の4月18日には「春の園遊会」があるが、雅子妃はここ10年出席していない。「園遊会」に出ないでオランダへ行くとなれば、あげつらわれる恐れがあると、『週刊新潮』は書いている。それも雅子妃の日々の暮らしが「瓦解」しているからだと、穏やかならざることを宮内庁関係者にいわせている。

<「現在でもその傾向は顕著で、むしろ進行してしまっています。そもそも、両殿下が夕食をとられるのは夜11時頃。愛子さまも、春休みなど学校のない日はご一緒に召し上がることが多く、ご就寝は日付が変わってしばらくしてからになります。両殿下については、殿下は先にお休みになり、妃殿下だけが眠れずに朝まで過ごされるというお暮らしなのです」>

   雅子妃は夜明けて朝8時ごろ、ようやく床に就かれる毎日だというのだ。昼夜が逆転しているとすれば、公務にも差し障りが出てくるであろう。ここはそっとしておいてあげるのが一番いいと思うが。

自衛官「婚活」苦労!出会い少なく増える外国人妻

   『週刊ポスト』が「自衛官に中国人妻600人」という特集を組んでいる。<日本の自衛隊では、毎年行う身上調査で、配偶者の国籍を問うているが、最新の調査では、陸上自衛隊は14万人中約500人、海上自衛隊4万2000人中約200人、航空自衛隊4万3000人中約100人の計800人が外国人の配偶者を持つという結果がでているという。

   また、その7割にあたる約600人が中国人で、ほかフィリピンや韓国出身者などが上位を占めるという>

   自衛官の場合、特に海上自衛官などは、長期の航行で日本を離れる機会が多く、女性との交際がなかなか難しいようである。自衛隊の広報誌『マモル』などには婚活を後押しする企画が組まれているという。そのため、今後も外国人妻の割合が増えていくのではないか。これは安全保障上由々しき問題があるのではないかと追及しているが、そう目くじらを立てることではないと思うのだがね。

海老蔵が通う「ゲイ占い師」関東連合の暴行も私は読めてた

   『週刊文春』の今週の売りは「市川海老蔵が心酔する謎の『手かざし占い師』」。オセロ中島のように、占い師にすがる芸能人は多いようだ。単に占ってもらうだけならいいが、洗脳され、心だけではなくカネまで自由にされるケースが多くなってきているようだが、海老蔵の場合はどうなのか。

   渋谷区宇田川町のゲイバーに海老蔵が現れたのは3月28日(2013年)深夜のことだという。<この日は、海老蔵ら当代の名だたる歌舞伎役者が一堂に会し、ファンのために銀座を練り歩く「お練り」が行われた翌日である。海老蔵が忙しい合間を縫ってお忍びで会いに行く占い師とは、いったい何者なのか。海老蔵の知人男性が声を潜めていう。

   「占い師のT子でしょう。T子といっても四十三歳のゲイで、もともとは新宿二丁目の人間。海老蔵とは六~七年の付き合いです。彼は彼女にかなりの頻度で占ってもらっていて、彼女自身も『彼はあたしの言うことは何でも聞くわよ』って自慢していました」>

   海老蔵が被害を受けた港区西麻布での暴行事件についても、周囲に次のように吹聴していたという。<「あの件も、あたしは一年から一年半前には分かってたの。その当時、彼のオーラを見たら『港区』『赤い服を着た人』『血だらけになりながら歩いてる』っていう映像がスコーンと出てきたの。『ああ、この子は赤い男に殴られるんだわ』って思った。それも彼には事前に『気をつけなさい』って伝えていたのよ。そうしたら結局、I・R(注・話の中では実名)にやられちゃった。Rは赤い服だったでしょう」>

   T子は元銀行員で妻子もいるとゲイバーの店員が語っている。こうした人間を頼って占ってもらわなければ、海老蔵は自分のこれからに自信が持てないのだろうか。そこのところが心配ではあるが。

松田聖子ドッキリ!元主治歯科医「インプラント使い回し疑惑」

   週刊文春ばかり紹介するのは気が引けるが、短い記事の中にもおもしろいものが多いのはやはり文春である。松田聖子の元主治医の歯科医に「インプラント使い回し疑惑がある」と告発している。北海道札幌の中心街にある有名クリニック「札幌ライオンズ歯科・矯正歯科」がそうだという。

   そこの元スタッフだったAさんが意を決してこういっている。<「ライオンズ歯科のインプラント治療は、医療的にも倫理的にも、本来は患者さんに提供してはいけない代物なのです。患者さんから抜けたインプラントの使い回しも常態化しています」>

   これが事実だったら大変なことだ。その上、インプラント診療は保険外になるため患者の自己負担になるが、一部を保険診療として診療報酬を受け取っていたという。これは「混合診療」になる。また保険の二重請求もしているというのである。管内の保険医療機関を監督する北海道厚生局の担当者はこう語っている。

<「インプラント治療の一環として行った治療行為を保険診療とした場合には、混合診療に該当する可能性がある。また、材料の虚偽申告や架空請求は、一般論としては故意性があるのではないか」>

   今頃この記事を読んで、松田聖子もドッキリしているのではないか。

岸恵子さん口説いた渡辺淳一さん はたして首尾は…

   いいお年といっては失礼になるが、御歳80歳になる大女優・岸恵子が書いた不倫小説『わりなき恋』(幻冬舎)が話題のようだ。渡辺淳一さんばりのセックス描写がなかなかのようである。少し週刊文春から引用してみよう。

<「あなた、今、私の中にいるの?」
   喘ぎながら呟いた。
「そう、笙子(しょうこ)さんの中にいるよ。あなたの中に僕がいる」(中略)
「全部?  全部いるの?」
「焦らないで。全部ではない。だけど僕のほとんどが今あなたの中にいる」>

   この男性にはモデルがいて、「現在は六十代の、背がすらっと高くてカッコいいビジネスマン」だそうだ。パリ便のファーストクラスで知り合ったという。

   もう20数年前になるが、私がいた月刊現代という雑誌で、渡辺淳一さんと岸惠子さんの対談をお願いしたことがある。テーマは忘れたが、対談中の渡辺さんが岸さんを見る目の、何と優しかったことか。終わって、渡辺さんが誘って銀座のバーに行くのを見送った。遠慮したのは、明らかに渡辺さんが岸さんを口説こうとしている気配が色濃く漂っていたからである。

   その後の進展は聞いていないが、その頃でも十分に岸惠子は美しかった。だが、対談中にこう漏らした。

「私だって娘の美しさに嫉妬を感じることがあります。若さにはかなわない」

   母と娘でも、美の対象となると火花を散らすのか。女とは、灰になっても女である。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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