バイオリニストは性格悪いの知らないナ…羽田美智子・板谷由夏「愛憎バトル」物足りない
<第二楽章 第1回、第2回>(NHK総合)

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   若い頃に同じオケでトップを競っていた2人のバイオリニスト、白瀬茉莉(羽田美智子)と遠藤奈津美(板谷由夏)。茉莉はシカゴでコンマスをする一流のバイオリン奏者になり、奈津美は妊娠して結婚、家庭の主婦である。茉莉の凱旋公演から、止まっていた愛憎劇が動き出す。夫の遠藤一登(谷原章介)は2人の愛の対象だった。
   たおやかな美女2人のアラフォーバトルが「人生の第二楽章」という意味らしい。勝ち組に見える茉莉も実はシカゴ響のコンマスを降ろされかかっている、幸せそうな奈津美も娘・鈴奈が難しい年頃で、夫は茉莉に昔のことを告白されて穏やかではないのを知らない。この年代の女たちに受けるかもしれない展開だが、ちょっと待て。
   基本的にこの作者はクラシック演奏家のことを分かっていない。確かに育ちがよくて華やかなバイオリニストは美しく見えるが、それは外面だけだ。Vn奏者は大体性格が悪い。そりゃそうだろう、小さい時から顔の横で楽器がキーキー音を出す。振動は脳にいい影響のあるわけがない。筆者の知る限り、大成したVn奏者で性格もいいのは日本人では大谷康子ぐらいだ。或る10代から有名な某Vn弾き女は、演奏中、楽章の合間にくるっと伴奏ピアニストの方を向いて聴衆の悪口を言い、「手抜きでいいよ」とのたもうたのだ。ライバルに嫉妬し蹴落とすことばかり考えて育てられる演奏家が多く、とても高邁な芸術家とは言えない人間が存在するのを知らないナ。(放送2013年4月23日22時~)

(黄蘭)

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