2024年 4月 24日 (水)

北朝鮮ガラリ変化「田植え戦闘を始めよう」ミサイル挑発失敗で国内重視?

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   「今回出された米韓共同声明は、北朝鮮にとって屈辱的です。声明ではミサイルや核武装を放棄することを求めています。そして、すべて放棄すれば話し合いに応じると。これまで北朝鮮が進めてきたことをすべて否定されたわけですから」と、ゲストの北朝鮮ウオッチャー・辺真一(コリアレポート編集長)は語った。雪隠詰めの北朝鮮だが、少なくとも中距離弾道ミサイル2基は温存した。追い詰められたネズミは怖い。

効いてきたのか経済制裁「飢餓に陥っても助けてくれる国ない」

   最近、北朝鮮労働党機関紙「労働新聞」にこれまでとがガラリと違う記事が掲載された。見出しは「田植え戦闘を始めよう」というもので、井上貴博キャスターは「世界には飢餓で苦しんでいる8億人以上がいる。わが国が飢餓に陥っても助けてくれる国はどこもない。食料の自給自足をと呼びかけています」と説明する。

   司会のみのもんた「やはり、これまで後ろ盾だった中国が、アメリカと歩調を合わせて経済制裁を強化したのが影響しているのかな」

   辺編集長「北朝鮮は貿易で成り立っている国ではありません。外国から車を輸入しても、その代金は金や鉄鉱石で払うという物々交換の国です」

   中国事情に詳しい富坂聰(ジャーナリスト)は「中国銀行と北朝鮮の取引停止により、北朝鮮経済がさらに悪化することを中国はおり込み済みです。それよりも、中国は世界に向けて(北朝鮮の暴走を許してはいないという)アナウンス効果を狙ったと思われます」と分析する。

八つ当たりで韓国に何か仕掛けてくる危険

   北朝鮮民主化ネットワークが発行するインターネット新聞「ディリーNK」の高英起東京支局長は、「北朝鮮は今回の声明を苦々しく思っているでしょう。今後、その当てつけで韓国に対しいろいろなことを仕掛けてくるでしょう」と見ている。

   みの「これから北朝鮮の姿勢がもっとエスカレートするかもしれないということですか」

   辺編集長「今年(2013年)の7月27日がヤマ場になるかもしれません。この日は朝鮮戦争が休戦した日で、今年で60周年。北朝鮮は大規模な記念行事を考えています。この日に向けてミサイル発射や4回目の地下核実験に踏み切る可能性があります」

   おそらく、水面下ではアメリカ・韓国、中国と北朝鮮の間でなんらかの交渉が行われているのだろうけれど、日本はどういう立場になっているんだろうか。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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