サラリーマン4割超「10時間以上労働」残業減らしのキーパーソンは中間管理職

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   かつて日本の典型的なサラリーマン像といえば、ウサギ小屋に住むモーレツなエコノミックアニマルであり、栄養ドリンクを飲んで24時間闘い、そのうちカローシするといったものであった。

   近頃のこの動物の生態については、「ワークライフバランス」などといった言葉をよく聞くようになり、仕事はほどほどで、家庭や育児、趣味に傾注するといった生き方も増えてきたようにも見える。

   なんでも1日に10時間以上働く男性は、この数十年一貫して増えており、2006年には40%を超えているという。そしてそれは由々しき「問題」であるようだ。本人の過労や疲労は言うまでもなく、少子化、家事育児をやらないことで女性の社会進出をもさまたげている可能性が指摘されるんである。

   「残業禁止!」などのお題目を掲げる会社は少なくないはずだが、なかなか実現には至らない。そこで今回、番組が注目したのは「管理職」であった。

労働時間減らした管理職に賞金―情報共有・効率化に効果

   ある建設コンサルティングの実践事例では、社長が長時間労働はコスト上も健康管理上もリスクがあるとして、長時間労働の削減に乗り出した。しかしトップが意欲的でも、その下の中間管理職の意識やマネージメントがネックとなって、改革が停滞してしまったという。

   管理職向けの研修では、「(労働時間削減には)個人の意識改革が大切」などと、まるで他人事のような意見が続出したという。「クローズアップ現代」に言わせれば、それでは管理職の「管理」がなってない―ということらしい。部下の仕事を把握し、サポートし、効率化し、長時間労働を減らす創意工夫をするのが、管理職の仕事のはずだというわけである。

   この会社は、労働時間を減らした管理職を表彰し、賞金を出すなどして、管理職の意識改革とマネージメント向上につとめた。すると、部署内での情報共有や業務の効率化を図る取り組みなどが進み、もっとも多忙な部署でも社員が早く帰れる日が増えたんだとか。

ボンド柳生

NHKクローズアップ現代(2013年5月14日放送「めざせ、『5時まで管理職』!?~脱・長時間労働の実践~」」)

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