好調テレ朝がフジ失敗番組真似てどうする!「アイアンシェフ」そっくり料理バトルシーン
<味いちもんめ>(テレビ朝日系)

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   かつての中居正広の当たり役である。料亭「藤村」の立板・伊橋悟(中居正広)が病気の間に、フランス帰りの板前・中津川浩(要潤)に後輩までが心酔してしまい、すったもんだする話だ。何がおかしいといって、ドラマの後半で、フードコンサルタントの加山奈津子(国仲涼子)が仕掛けた料理バトルのシーンだ。

   フジテレビのオハコ・ソフトで、「アイアンシェフ」と名前を代えて再登場させたはいいが、これがずっこけの大失敗。結局半年で消えてしまった元「料理の鉄人」そっくりの舞台を作って、伊橋と中津川に料理バトルをさせるのだが、好調のテレビ朝日が、なんで落ち目のフジテレビの失敗ソフトを真似しなきゃならんのかね。

   中居の、へらへらといい加減で、飄々としていて、腕は一流だが、何を考えてんだかよくわからぬ、明日は「包丁一本晒しに巻ぁいーてー」どこに行くかしれぬ板前の世界の住人ぶりがなかなかいいのだが、ライバルの浩役、要潤はどう見ても板さんには見えない。そもそも一種の腕一本の自由業に見えないのである。ミスキャスト。

   脇は豪華で、親方の小林稔侍が終わりの方で、「なんでいつも神社に手を合わせているのか」と聞かれると、「自分たち板前は多くの命を殺して頂いている」から弔っているのだ、感謝しているのだ、という。そういわれてみれば魚も野菜も命あるもの。人間は野菜=命とは考えないものである。この一言でドラマの終りが引き締まった。(放送2013年5月11日21時~)

(黄蘭)

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