増加する「高齢者DV」夫から暴力、罵倒、セックス強要「殺してやりたい」

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   夫からの暴力で太股に大きなアザがあった。35年間連れ添った夫との離婚が昨年(2012年)にやっと認められた黒澤節子さんは、平野早苗リポーターにその写真を見せた。黒沢さんはもう60代だ。高齢者の家庭内暴力(DV)がここ数年増加しているという。

ゴルフ仲間や友人減り、老妻に向かううっぷん

   平野は「DVによる被害は20代から40代の女性が全体の8割近くを占めていますが、シルバー世代のDVも増加しています。昨年度は5000件近くにも達しています」と説明した。

変わってない男の意識

   黒澤さんは「殺してやりたいぐらい憎い」「もうダメ。神様助けて」などと書いた日記を示し、「夫との離婚を決意したのは3年前でした。夫の暴力の対象が娘にまで拡大し、娘にも暴力を振るうということが始まったのです」と話した。

   平野が「なぜ、ご主人は暴力を振るい始めたのでしょうか」と聞くと、「若いころはゴルフ仲間や友人たちがいました。でも、年齢を経るごとにそうした仲間が1人減り2人減りとなり、その不満の解消が私たちに向けられました。最初は物を投げつけるということから始まりました」という。

   平野「DVは肉体的暴力だけではありません。精神的暴力や性的暴力にまで及んでいます」

   何かにつけて「お前は根性が腐っている」「育ちの悪い女だ」と夫から罵倒されている70代妻、夫から性行為を強要され、満足できないと夫から包丁を投げつけられたり顔面を殴打されていた70代女性もいる。

介護ヘルパーがアザ見つけてやっと気づかれる異変

   メインキャスターの小倉智昭「昔の女性は多少のことには堪え忍ばなければという意識が強かったが、時代は大きく変わりそういう意識が薄れてきています。しかし、男の意識は変わっていない。その落差がDVを生み出しているのでしょうかね」

   平野「高齢者のDVが増えている背景には3つのことが考えられています。1つ目はDV防止法が施行されたのは今から12年前ですが、こういう法律があることを知らない妻たちが多い。次に核家族化です。昔は2世代、3世代同居というのが当たり前で、何か異変が起きるとすぐに他の家族が気付きました。でも、核家族化で子供たちは外に出て残ったのは老夫婦だけ。なかなか異変に気づかれません。

   最後が介護問題で、ヘルパーさんがやって来てアザなどを見つけそれで身体の異変に気づくという例もあります」

   DVと夫の認知症はかなり関係がありそうだが、そのあたりはどうなっているのだろう。消化不良の取り上げかただった。

文   ナオジン | 似顔絵 池田マコト
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