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ワタミ会長「ブラック企業」に反論 「不満不平を乗り越えれば夢に近づける」

「私が創業し、取締役会長をつとめるワタミグループが一部で『ブラック企業』と呼ばれることについて、一度きちんと皆様にお話させて頂きたいと思っていました」

   ワタミグループ会長で、参院選に自民党の公認を受けて立候補することを表明した渡邉美樹が5月31日(2013年)、公式サイトで「ブラック企業」と呼ばれていることに「反論」した。

   ワタミにおける離職率、年収、時間外労働時間、メンタルヘルス不調による休業・退職の人数といった数字をあげ、各種統計での同業の平均値を下回っているとし、「一方的にワタミグループをブラック企業と呼ぶことは、到底、受け入れられるものではありません」と訴えた。

   自民党や政府では現在、ブラック企業の定義を明確にし、該当する企業名を公表するなどの動きがあるが、渡邉はこれに「大賛成」という。

「いかなるものでも、法や行政が定めたものにはいっさい抵触しないよう経営幹部に指示しています」

   その上で、自分の目の届かない所で理念と反した事実が起きてしまった場合には、きちんと対処しており、理念研修を定期的に行い、現場の声が直接あがってくる仕組みもあると書いた。

「もちろん、不満や不安を持つ従業員も いることでしょう。でも、皆様の勤務されている会社にも、大なり小なり、そうした不満や不安を持つ従業員の方がいらっしゃるのではないでしょうか。そし て、そうした不満や不安を乗り越えた先に、大きな成長を手にすることができ、夢に近づくことができることもあるはずです」