NPB加藤良三「統一球変更知らなかった」のお笑い!ボールに自分の名前刻印

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   日本野球機構(NPB)の加藤良三コミッショナーはきのう12日(2013年6月)、急遽開いた記者会見で、プロ野球で使用されている統一球をよく飛ぶように変更しておきながら、この事実を公表しなかったことについて、「(よく飛ぶように)調整したことを知らなかった。知っていれば公表した」と釈明、「これは不祥事ではない」と開き直った。しかし、統一球はコミッショナー自身の音頭で提案し、ボールには自分の名前が刻印されている。「知らなかった」ということは、トップとしての職責を放棄したものとみられても仕方がない。

選手にとって死活問題「年俸、契約に影響」

   今年のボールがよく飛ぶことはホームラン数をみれば一目瞭然だ。統一球導入前の2009年に1534本、2010年に1605本あったのが、導入後の2011年は939本、2012年は881本に激減。それが今年は開幕2か月で500本を超えているのだ。

オープンな議論

   「ボールの変更は選手にとって死活問題だ」と元プロ野球選手の広澤克実氏は語る。飛ばないボールは投手に有利で、飛ぶボールは打者に有利になる。投手にとっては防御率、打者にとってはホームランに直結するからだ。その数字をもとに球団と契約する選手の年俸はもちろん、ベテランの場合は引退時期にも響いてくる。選手個人の問題だけでなく、当然、ゲーム内容、チームの戦略の立て方も左右する。それほど重要な問題なのに最高責任者が「知らなかった」ではすまされまい。

   加藤コミッショナーは会見で、隠蔽ではないかと聞かれ「隠蔽という意図ではなかった」と語ったが、各方面から「今年のボールはよく飛ぶ」と指摘されながら、「変更はない」と否定し、製造元のミズノに対しても口止めしていた。公表しなかった理由について事務局は「新旧のボールが入り混じることで混乱することを防ぐため」と説明するが、むしろ、公表しなかったために選手やファンら関係者にさまざまな疑問や憶測を呼んだことが混乱を招いた。

プロ野球の重大事項を事務局3人で決める無責任組織

   キャスターのテリー伊藤は「根本的な問題として、飛ぶボールがいいか、飛ばないボールがいいか、隠すのではなく、もっとオープンに議論すればよかった」という。テリーは1、2点を争う投手戦が好みらしく、「飛ばないボール」派のようだが、物事の決め方について「今回いちばんびっくりしたのは、こんな大事なことを3人ぐらいで隠密に決めていた。そのことで日本中のプロ野球ファンが一喜一憂していた。それが気持ち悪い」と話す。

   コメンテーターの本村健太郎(弁護士、俳優)は「多分、野球のことを知らない、あるいは野球のことを愛していないから、そのような発想になるんでしょうね。加藤コミッショナーのような外交官だった人を連れてくるような人事をやめた方がいい」とNPBのあり方を批判した。

文   一ツ石 | 似顔絵 池田マコト
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