2024年 4月 20日 (土)

日本語大丈夫か!「オノマトペ」ガンガンずんずん増殖中…論理より情感コミュニケーション

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   「ぱみゅぱみゅ」に「じぇじぇじぇ」――いまオノマトペが日本でガンガンずんずん増殖中らしい。オノマトペとは、日本語で言うところの擬音語、擬声語、擬態語をひっくるめた言葉(フランス語)で、日本には5000語以上のオノマトペがあるという。たとえば、がっつり、ぷるぷる、ぽってり、ふわふわ、ぎゃあぎゃあ、おいおい、などである。

   「感触、感覚、情景をいとも簡単に短く直感的に伝えられる」(国谷裕子キャスター)利点があり、あのどっしりお堅いイメージのある国会でもオノマトペの使用が年々歳々どんどん増えているそうな。

コンビニ売れ筋商品名は「もちっと」「もちもち」

   オノマトペはマーケティングにも欠かせない。コンビニ業界には「魔法のオノマトペ」があるそうだ。「もちっと」と「もちもち」で、これが商品名につくだけで売れると言われているという。スポーツの世界にも「オノマトペの魔術師」がいる。「なんかポンポンポンって飛んでんじゃん。もっとグイグイグイってしてみろ」。強豪大学陸上部の監督による走り方の指導である。

   そんなやり方は昔からあって、理論的じゃないと批判されてきたじゃないかと思うかもしれないが、オノマトペに詳しい小野正弘・明治大学教授はこのケースをこう解説する。「(指導のための)論理が先にあって、その後でオノマトペによる指導にたどり着いているんですね。監督と選手との間に信頼関係があり、それによってオノマトペが高い効果を上げているのだと思います」

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