2024年 3月 19日 (火)

猪瀬都知事ピンチ!不倫・中平まみに暴露された性癖と「飲酒運転当て逃げ」

<「何であんな男が東京都知事になるの!」
   昨年十二月、猪瀬直樹氏が史上最多の約四百三十四万票の得票で東京都知事に就任したとき、私は思わずこう声をあげてしまいました。猪瀬氏の名前を聞くと、あの忌まわしい過去の記憶が蘇ってきてしまう。猪瀬氏は私と出会った後、政治と関わり合うようになり、作家から政治家へ転身を遂げていきました。その処世術は見事の一言です。でも、本当にこれでいいのか。私は猪瀬氏が政治家として出世していく姿を見る度に、危機感を覚えずにはいられませんでした>

   こう『週刊文春』で語っているのは、作家の中平まみ氏である。中平氏は「ニュースセブン」(NET・現テレビ朝日)のアシスタントを経て作家デビューし、1980年に『ストレイ・シープ』で文藝賞を受賞した。父親は「狂った果実」で知られる映画監督・中平康氏だ。

   二人が付き合っていたのは1991年当時だから、相当古い話である。それをいまになって暴露され、批判されるのは、猪瀬という人、よほど人徳というものがないのであろう。テレフォンセックスまがいのやりとりもあるが、彼女の話の中で聞き捨てならないのは、酒を飲んで車を運転して事故を起こしたのに、そのままその場を逃げて知らんふりをしたという下りであろう。猪瀬氏は中平氏の車を借りて横浜中華街に出かけ、彼女と一緒に酒を飲んでの帰りだという。

<帰り道、猪瀬氏がハンドルを握り高速道路走っていました。今思えばアルコールを飲み、あたりは暗く、路面は雨で濡れてと悪条件が揃っていた。私は猪瀬氏がスピードを出しすぎていたように感じていました。
   そのとき、車列の前のほうで追突事故が起こり、私たちの前の車が急ブレーキをかけたのです。猪瀬氏は『あー!』と叫び、ハンドルを大きく切った。車は中央分離帯に激突、三百六十度回転した。凄い音と衝撃でした。全身を打ちつけられる。衝撃で『死んだかも』と思ったほどでした。
   私は当然、警察を待つのだと思っていました。ところがです。猪瀬氏は再びアクセルを踏み込んだ。フロントがグシャグシャの車で、ネズミ花火みたいな勢いで車を走らせ始めたのです。
   かなりの距離を走ったと思います。もう大丈夫と思ったのか猪瀬氏は車を路肩に止めハンドルに突っ伏してハァハァと喘いでいる。脂汗がダラダラ流れていた>

   猪瀬都知事は週刊文春の取材に対して、彼女との不倫関係は認め、指摘されたことを深く反省すると答えているが、飲酒運転の事故に関しては、飲酒の事実はないと否定し、事故も「軽微な自損事故」だったとしている。

   猪瀬氏は中平氏が離れていって3か月もしないうちに新しい女性にアプローチを始めたそうだが、その女性もこう語っている。<「彼は最初から私を女として口説きに来た。二月には彼に誘われて『オフィスイノセ』の契約社員にもなった。毎月四十万円という給料は、今思えばそういうもの(俺の女になれという意味)が含まれていたのかもしません。でも、男女関係とはちょっと違う。いい思い出なんてありません。猪瀬さんは事務所スタッフや業界人から凄く嫌われていましたし、鳩や猫をパチンコやエアガンで打つような人でしたから」>

   早く都知事を辞めないと、これからもスキャンダルが次々噴出するかもしれない。辞める時期は東京五輪招致がダメだとわかる9月がいいのではないだろうか。

「アベノミス」「アホノミクス」週刊現代言える立場か!株価4万円説の反省なし

   『週刊ポスト』の『週刊現代』批判が苛烈さを増してきている。今週も週刊ポストは<「株価4万円」から一転して「米国発 すごい大暴落やってくる」と掌を返した週刊現代に至っては、もはや論評に値しないが、一応、同誌で「 4万円説」を唱えたエコノミストの武者陵司氏にコメントを求めたところ、「海外出張のため答えられない」とのこと。残念>と書いている。

   だが、続けて<とはいえ、『数字や恐怖は大きく書いた方が反応は大きく売れる』という発想の報道が、2年前の原発事故で国民に多大な『二次被害』を与えたことだけは忘れてはなるまい>と書いているのには、首を傾げざるを得ない。週刊現代が放射能の恐怖を煽ったことを指しているのだろうが、アベノミクス礼賛と一緒にしてはいけない。福島の子どもたちへの放射能の影響はまだフォローが始まったばかりだし、早くもチェルノブイリ以上の甲状腺異常が出ているという報告もある。軽々に、心配するほどの影響はないといってはいけないこと、いうまでもない。

   一方の週刊現代は<アベノミクスの信認は大きく傷ついた。損を強いられた個人投資家からは、すでに「アベノミス」「アホノミクス」などと非難の声が上がり始め、「結局、失敗だったんだ」と、悲観論も広がり始めている>と書き、さらにこう結んでいる。<誰もが何も考えず熱狂できる『宴』は終わった。これからは、アベノミクスの真価を注意深く見つめていかなければならない>

   きょう13日(2013年6月)の株価も大きく下げている。先日会った講談社OBたちからも、週刊現代のアベノミクス報道に批判が多く出た。株を煽り、いまが買い時、4万円もあると書いたことへの反省はどうしたのだろう。この先、株価が再び上昇を始めたら、週刊現代は同じ筆で何と書くのだろうか。株価のように視点が乱高下していては、読者が離れてしまうこと間違いない。部数にばかり気をとられ、自分たちが何をやっているのかを見失っては、週刊誌の存在意義まで問われかねない。心配である。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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