辛坊治郎ヨット遭難「マッコウクジラ」衝突!直前映像に大きな黒い影と背びれ

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   ヨットで太平洋横断の途中で遭難したフリーキャスターの辛坊治郎(57)と全盲のヨットマン岩本光弘さん(46)の遭難直前の映像が公開された。ヨットの前方に黒い陰が見えたと思うと、激しい衝撃があり、専門家はマッコウクジラだと断定した。高さ5メートルのマストに設置してあったカメラが捉えた。辛坊らがライフラフトに脱出する前にデータを回収していたもので47秒ある。

船のエンジン音で逃げるが、ヨットは気づかない

   映像ではかなりの波と風の中を進むヨットの前方に、突然大きな黒い影が現われ、近づいたとたんに衝撃音とともにヨットが激しく揺れた。 辛坊は「24マイル以内には海上にぶつかるものはないと確認して寝ていた」というから、少なくとも船の類いではない。東京海洋大の加藤秀弘教授は「間違いなくクジラの背びれが出ています。非常に特徴的なのでマッコウクジラだと思います」という。長さは12、3メートルで、マッコウクジラの表皮はクジラの中でもいちばん硬いという。

クジラで壊れる?

   司会の小倉智昭「きのうはクジラくらいではヨットは壊れないといっていた」

   森本さやかレポーター「頭の表皮の厚さは30センチもあり、フェリーでも船体がヘコむそうです」

   ヨットの長さが13メートルだから、ほとんど同じ大きさだったわけだ。加藤教授は普通の船はエンジン音でクジラが逃げるが、ヨットは音がないからクジラも気がつかないのだという。この海域は昔からクジラが多いところで知られ、近年の捕獲規制強化でマッコウクジラの数が大幅に回復していることが確認されていた。この時期はクジラは北上するところで、その1頭がぶつかったらしい。

救助の海自飛行艇US-2「世界トップの技術レベル」

   宋美玄(産婦人科医)「出発前に辛坊さんにお会いしたけど、台風は大丈夫とおっしゃってたが、まさかクジラとは。無念だったでしょうね」

   竹田圭吾(ニューズウィーク日本版編集主幹)「ヨットは音が出ないからというが、ハイブリッドカーが音を出すように、ヨットも擬音でノイズを出すようにしたらクジラよけになるかも」

   救助劇では海上自衛隊の救難飛行艇US-2が活躍したが、小倉は「飛行艇は国産なんですか」という。おいおい、フジテレビのあるお台場には、つい数年前まで第二次大戦の名機「二式大艇」の現物が置いてあったではないか。以来、飛行艇を作っているのは日本だけ。US-2はその孫になる。技術は世界一なのだぞ。ったくもう。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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