西村サスペンスに拾いもの!ルックス優先の昨今ありそうな容姿自信ない女の嫉妬殺人
<十津川捜査班⑦ 十津川警部の初恋>(フジテレビ系)

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   手垢のついた西村京太郎サスペンスなんか取り上げる価値もない、と言わないでほしい。時間つぶしのB級サスペンスと思いながら見始めたが案外面白かった。十津川省三警視庁捜査1課刑事(高嶋政伸)が出世して班長になり、無神経に突っ込む部下の刑事・西本明(小泉孝太郎)と一緒に複雑な連続殺人事件を解決する話だ。
   十津川の初恋の人、原口夕子(手塚理美)は湯河原の旅館の女将だが、銀行に勤めていた娘の由紀は、横領の嫌疑をかけられて自殺した。ところが、久しぶりに出会った十津川に「娘は横領もしていないし、自殺どころか殺されたのだ」と訴える。由紀の遺書もあり、横領していたと判断できる証拠も揃っていたが、十津川は地元警察の「解決済み」に抵抗して真相を暴いてゆくのである。
   推理小説の犯人を暴くようで気が引けるけれど、予想外の真犯人の心理がなるほどと思わせた。捜査に協力もして、死んだ娘の月命日に仏壇にお参りにも来ていた銀行の女の同僚が、実は巧妙に横領を仕掛けて、由紀に疑いがかかるように仕向けた理由は、おデブで見栄えのしない自分に比べて、後輩のくせに「可愛いぶって頭にくる」との理由だった。一見理不尽に見えるが・・・。
   現実社会でも、最近は見栄えばかりが持てはやされ、仕事の内容や、知的な能力よりもルックス優先、天性容姿に自信のない女が嫉妬に狂った犯罪は起りうるかもしれないと思わせたのである。(放送2013年6月21日21時~)

(黄蘭)

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