中国・汚職官吏手玉に取る愛人たち…抱かせて貢がせ最後は暴露

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   2期連続のGDP減速が伝えられた中国で、高級官吏の汚職の摘発が盛んだ。 貧富の差、殺伐とした風潮は、清朝末期と同じといわれるが、違うのは金があること。その金をつかんだ英雄たちを告発しているのが元愛人の女性たちだ。彼女たちは英雄と呼ばれているのだという。

高級マンション、アウディとポルシェ、毎日16万円のお小遣い

   この8日(201年7月)、元鉄道相の劉志軍に執行猶予つきの死刑判決が出た。高速鉄道の建設などで絶大な権力を握っていた劉は、受け取った賄賂が10億円とけた違いだった。しかし、まだあった。2009年に国営テレビが放送したドラマ「新・紅楼夢」に登場した12人のヒロイン全員が、劉の元愛人だったことがわかった。ドラマには鉄道省が出資しており、結果的に1000人の応募者の中から劉の愛人を選んだことになる。

死刑もあるのに

   去年11月の共産党大会で明らかにされた過去5年間に汚職で処分された官僚は66万8000人、立件された贈収賄事件は8万件、動いた金は 2900億円とされる。この時選任された習近平国家主席は、「汚職官僚はトラもハエも一緒に叩く」 と汚職撲滅に強い姿勢を打ち出したが、中国事情に詳しいジャーナリストの富坂聰氏は「格差をごまかすために、一生懸命やってると見せている」という。成功した者へのねたみ、憎しみの エネルギーが怖いからだと話す。

   しかし、思わぬ形で汚職が暴かれている。重慶市の幹部を歴任した雷政富書記は「官僚である前に人間でなければ」とモラルを説いていたが、昨年 11月に愛人に性行為ビデオが暴露された。金銭でもめた18歳の愛人がビデオで脅迫、映像を公開した。雷書記は他の不動産業者との癒着なども合わせて、懲役13年、政治権利剥奪などの実刑判決がくだった。18歳の女性は執行猶予つき2年の懲役だった。

   もう1人、共産党幹部の範悦氏は26歳の元アナウンサーの女性との写真がブログに載った。2人で泡風呂に入っていたり、裸で抱き合っていたり、着飾ってのお出かけがばっちり撮影されている。コメントがすごい。「高級マンションを買ってくれた。一流ブランドの家電や家具、70万元(約1100万円)のアウディで練習しなさいと。そのあと130万元(約2000万円)のポルシェも買ってくれた。毎日1万元(約16万円)のお小遣い」

   4年間で1億6000万円にもなったというぜいたくな暮らしだ。出会って1000日目には、「歳をとってまで一緒に暮らそう」とビデオ・メッセージ。去年の彼女の 誕生パーティーは高級レストランを貸し切り、プロポーズまでしていた。

   なぜそれが暴露されることになったのか。昨年末に別れてほしいといわれ、彼が既婚者とわかったからだという。「4年間だまされていた」と怒っている。範は党幹部を解任され、巨額の金から汚職を疑われる事態になった。

摘発・処分の官僚16万人。その95%に愛人

   司会の小倉智昭「中国は汚職にきびしい。日本円で150万円以上だと死刑もある」

   田中大貴アナ「にもかかわらず、調べると出てくるのは金と女でした」

   賄賂を愛人に使うというパターンで、「映画みたいだが、事実」という。

   摘発され処分された汚職官僚の数は、去年だけでも16万人。その95%が愛人を囲っていたことが、大学の専門家の調べで明らかになったという。いま中国では「裸官」という言葉がしきりに使われるが、これは家族や愛人、財産までを海外に置いて、いざという時に逃げていける状態をいう。つまり丸裸で逃げていけるということらしい。

   アメリカ・ロサンゼルス郊外には「愛人村」と呼ばれる町があって、人口5万人の3割が中国人の「愛人」といわれているという。

   小倉「バブルがはじけるんじゃないかなんて新聞に出てるけど、はじけてもいいように裸官になってる」

   竹田圭吾(「ニューズウィーク日本版」編集長)「官僚に限らず、ビジネスの人でも、深圳にいて香港に愛人がいたりする。文化なのかもしれない」

   宋美玄(産婦人科医)「愛人がみな美しい。あんなおじさんより…。それに自分の裸を暴露する神経がわからない」

   これが本当なら、中国の将来はたかが知れてる。そもそも金が入ったら女というのもバカ丸出し。いや、これは万国共通か。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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