水の事故を防げ!ここが危ない川と海の「水難多発箇所」元五輪水泳選手も流された

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   「海の日」の3連休も各地で水難事故が相次いだ。ピークは毎年8月だ。その水の事故の半数以上が川で起きている。川の流れは見た目よりかなり早い。五輪の水泳選手だった宮下純一が京都大学防災研究所の水路型実験装置で体験した。

   川と同じ条件で水路の床に石を敷き詰め、京都府を流れる由良川中流と同じ秒速0・5メートルに設定する。その中に短パン・Tシャツ・サンダル履きの宮下がしゃがむ。実験は川の中で足を滑らせた体勢から立ち上がれるかどうか。

   膝下の水位だと簡単に立ち上がれ、股下の水位でも水圧に押されてようやく立ち上がることができる。しかし、腰までの水位では体が浮いて足も浮き上がり、サンダルは流されてやがて体も流された。

   海上技術安全研究所の田村兼吉センター長はこう警告する。「川の速度が2倍になると、流される力は4倍になります。お子さん達の川遊びは膝下の水位が無難です」

   NPO自然学校の藤原誉さんが川の流れの見方を教えた。「川がカーブしていれば、外側の流れが速くて深く、水の色でわかります。岩などの障害物の下流側には下に引っ張るような渦巻き状の流れが発生します。水面は穏やかですが、子供だと川底に引き込まれかねません。もうひとつ、川の濁り具合に注意して下さい。濁りが出たら上流が豪雨かも知れないので避難が必要です」

白波が立たない離岸流―5分で300メートル沖に

   海の事故の7割が離岸流(りがんりゅう)で沖合に流されるケースだ。日本ライフセービングの石川仁憲さんが海を指さして言う。「白い波が立っている所の間は波が立っていません。あそこに離岸流が出やすい場所です。沖からの波は岸にぶつかって引き波になる、この波に乗ると5分で300メートルも持って行かれます。いくら岸に帰ろうとしても、沖合に流されてしまう。脱出方法は横に逃げる事です。防止策としては、陸を見て2つ重なる建物を目印にする事です。どちらかが右にずれたり、左にずれたら流されている証拠ですから」

(磯G)

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