堺雅人「やられたら倍返し」にワクワク!エリート銀行員スーツの下の憤怒―今期イチオシ痛快ドラマ
<半沢直樹 第1回、第2回>(TBS系)

印刷

   間違いなく今期イチオシの連続ドラマ。池井戸潤の原作、堺雅人主演の企業ものというだけで、初回、2回目と高視聴率だった。似たような企業ものの「七つの会議」がNHKでも始まったが、こちらはひたすらシリアス調なのに対して、「半沢」はカリカチュアライズされた演出で、上質のエンターテイメントになっていて痛快だ。
   東京中央銀行、大阪西支店の融資課長・半沢直樹(堺雅人)は、浅野支店長のごり押し指示で西大阪スチールに5億円融資して計画倒産されてしまい、銀行内で立場が危うくなる。ここから「倍返し男」半沢の逆襲開始である。堺の滑舌が猛烈でワクワクする。
   TBS久々の頑張りと評価できるのは、使い回されている中堅俳優でなく、新鮮な役者を配しているところ。例えば、国税の統括官・黒崎には歌舞伎界から片岡愛之助、オカマッぽいなよなよ男で笑える。浅野支店長は元劇団四季のミュージカル貴公子・石丸幹二、勿論、芸達者の香川照之や壇蜜などと抜け目なく人気者も出ている。直樹の妻の花(上戸彩)だけがいささか浮いていて鼻白むが。
   融資課長に注がれる銀行内での冷ややかな目とも闘争せねばならない上に、焦げ付きを回収しようとして、タッチの差で隠し財産を持って行かれる国税との闘争も険しい。つまり、エリート銀行マンの四面楚歌を、半沢が如何にして突破してゆくか。スーツ姿で人も羨む銀行員の「日々之闘い」の構図が大変面白いのである。(放送2013年7月14日21時~)

(黄蘭)

採点:2
  • コメント・口コミ
  • Facebook
  • twitter

このエントリーはコメント・口コミ受付を終了しました。

注目情報PR
追悼
シニアの健康ライフ
Slownetからのおすすめ記事(提携)

お知らせ

電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中