2024年 3月 30日 (土)

安倍首相『本性』いつ現す!? 参院選大勝で頭もたげる「幕末の志士気取り」

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「長州人が尊敬する吉田松陰先生は『千万人といえどもわれ往かん』そういう人物が必要なのだ」

<「私の地元は山口県で、長州人が尊敬する吉田松陰先生は、よく孟子の言葉引用して『千万人といえどもわれ往かん』といいました。『これは正しい』という信念さえもっていれば、世の中から袋叩きになって、長い政治生命を保ちえないとしても、それを貫きとおさないとならない、そういう人物が必要なのだ、と現在のような激動期にはとくに痛切に感じますね」>

   これは『ニューズウイーク日本版』が紹介している、2003年に安倍晋三氏が歴史学者の中西輝政氏と対談した際の言葉である。ニューズウイークは安倍が自らを激動期に活躍する志士のように思い込んでいるとすれば、気負いすぎではないかと危惧している。

   こうした考えの安倍首相が、第2次政権発足後は日本経済の再浮揚に集中しているのは、安定した暮らしがなければ、国民は彼の唱える「誇りの回復」などに見向きもしないことを学んだからだろうと書く。

   だが、参院選で大勝してねじれが解消すれば(この記事が書かれたのは参院選の投票日前)、状況は変わり安倍が『本性』を現すと見る。<長州出身の幕末の志士、高杉晋作から『晋』の字を受け継いだと気負う安倍は、経済の回復をてこに『美しい日本』『戦後レジームからの脱却』の実現に動き出すだろう>(ニューズウイーク)

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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