最終回まで持つか?「宮部みゆき」追いかけるのに精一杯!テンポのろく小泉孝太郎は平凡
<名もなき毒 第3回>(TBS系)

印刷

   宮部みゆきの原作小説、神山由美子の脚本となれば期待してしまった。事実、第1回は宮部ワールドが感じられて面白くなりそうだと思ったのだが、3回目になるとテンポはのろいし、演出もメリハリがなく、いささかウンザリ気味である。最終回までもつかどうか。
   編集者の杉村(小泉孝太郎)は今多財閥の娘・菜穂子(国仲涼子)と結婚した時に、財閥のボスである菜穂子の父親の嘉親(平幹二朗)から今多財閥グループの広報室に転職しろと条件を出され応じる。ところが、嘉親の専属運転手だった梶田(平田満)が、自転車にぶつかられて死に、梶田の娘たち、聡美(深田恭子)と妹の梨子に会うことになる。姉は反対だが妹は積極的に死んだ梶田の生涯を本にして出したいという。そこで杉村がひき逃げ事件の探偵もどきをやる羽目になるのだ。第3回は事件の目撃者捜しの顛末、チラシ撒き。
   第1回に梶田が正直なばかりの運転手ではなかったとチラと過去が覗き、彼の不倫と財閥の闇とが何か関係があるのだろうと勘ぐってしまったが、今のところは杉村のお人よしぶりだけが強調されて、見ていてイライラする。いくら偉い妻の父親に頼まれたからといって、真昼間から仕事そっちのけで梨子と喫茶店で打ち合わせとは。
   こういう原作ものはある程度のデフォルメが必要で、筆者は原作を読んでいないので外れているかもしれないが、小説通りに時間を追って主人公を追いかけても退屈するだけである。小泉も平凡。(放送2013年7月22日20時~)

(黄蘭)

採点:0
  • コメント・口コミ
  • Facebook
  • twitter

このエントリーはコメント・口コミ受付を終了しました。

注目情報PR
追悼

お知らせ

電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中