2018年 7月 20日 (金)

桐生祥秀惜しい「10秒19」!インターハイ100M―世界陸上まで9秒台お預け

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   期待された日本人初の9秒台には及ばなかったが、ぶっちぎりの優勝だった。きのう(2013年7月31日)、大分市で行われた全国高校総体男子100メートルで桐生祥秀選手(京都・洛南3年)は、これまでの大会記録を19年ぶりに更新する10秒19の好タイムで圧勝した。今月10日(2013年8月)モスクワで開幕する世界陸上に弾みをつけた。

鼻すするのもはばかられた…一瞬静まり返った競技場

   予選10秒50、準決勝10秒32と順次タイムを上げて臨んだ決勝レース。スタートの瞬間、競技場の大分銀行ドームは静まり返った。「くすんと鼻をすするのも憚れるぐらいでした。ロンドン五輪のボルト選手の時と同じような緊迫感でした」とスタジアムで取材したレポーターの阿部祐二は伝える。

プレッシャーかけないで

   桐生はネックレスと胸に手をやり、前を見つめ、いつものルーティンで号砲を待つ。スタートから15歩は前傾姿勢、そこから加速して、ぐんぐんと他の選手を引き離しゴールした。堂々たる走りだった。

   実は今回、桐生のためにある異例の措置がとられていた。4月の織田記念陸上で10秒01の記録をマークした際、日本陸連はジュニア世界記録として申請したが、国際陸連は風速計を理由に認定しなかった。国際陸連は世界記録を認定する条件として、超音波式風速計の設置を求めているが、織田記念では旧式のものが使われていた。このため、桐生の記録誕生に備え特別に用意されていたのだ。今回9秒台は出なかったが、元陸上五輪選手の朝原宣冶はその走りを見て「体調が良くて追い風であれば可能性はある」という。

国際陸連認定の超音波式風速計も準備

   司会の加藤浩次「簡単に新記録を出しましたね。高校のレベルではありませんね」 コメンテーターのおおたわ史絵(内科医、執筆家)「凄い逸材ですよね。世界でもやっていけると思いますよ」

   加藤「取材陣はみんな9秒台が見たくて集まっていたのですよね。それがプレッシャーにならないようにしてほしい」

   取材陣との受け答えやレースぶりを見ている限り、少々のプレッシャーには負けそうにない。そのうち、期待にこたえてくれるに違いない。

文   一ツ石 | 似顔絵 池田マコト
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