「戦争特番」NHKスペシャル見応え~軍国に翻弄され見捨てられた人々

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   年ごとに「終戦特集」「戦争特番」が減っていくような印象だが、今年も充実しているのは「NHKスペシャル」だ。8月9日(2013年)は深夜1時35分に6日に放送した「終わりなき被爆との闘い~被爆者と医師の68年」の再放送がある。被爆から68年がたって「第2の白血病」という全身症状で亡くなる人が増えている実情を伝え、放射能で損傷した遺伝子の変化など多角的に原爆被害を考える。

   11日は「自衛隊と憲法 日米の攻防」(よる9時)は、米国が自衛隊をどういう形で利用しようとしているのかを、米国務省や国防総省の機密資料から探る。同盟軍ながら、裏では軍隊特有の駆け引きも激しいと当事者たちは語る。12日は「知られざる脱出劇~北朝鮮・引き揚げの真実~」(よる10時)だ。終戦時に北朝鮮にいた日本人は約30万人といわれるが、日本軍や日本の朝鮮総督府から見捨てられ3万数千人が死亡した。なぜ、民間人は自力脱出を強いられたのか。新発見の旧ソ連の文書から謎を解く。

   14日の「従軍作家たちの戦争」(よる10時)は「麦と兵隊」で人気作家となった火野葦平を中心に、菊池寛、林芙美子ら戦意高揚のために動員されていった作家たちの果たした役割と苦悩を描く。終戦記念日の15日は「戦後68年いま、『ニッポンの平和』を考える」(よる7時30分)では、第2次世界大戦後、戦闘や紛争でただの1人の外国人も殺していないという稀有な歴史を持つ日本を、これから次の世代にこの国をどう引き継ぐかを各世代の論客が熱く語り合う。

テレ東は池上彰が「戦争と報道・言論」解説

   このほかにも、10日はNHK・BSプレミアムでドラマ「零戦~搭乗員たちが見つめた太平洋戦争~」(よる9時)の後編を放送する。最初の特攻隊員として戦死した大黒繁男とその家族の物語だ。BSプレミアムでは13日に藤田まこと主演の映画「明日への遺言」(よる9時)もある。

   民放は11日にテレビ東京系がおなじみの「池上彰の戦争を考えるスペシャル第4弾~戦争にどう物申すか」をよる7時54分から2時間を放送する。戦争下の報道と言論を中心に池上が解説する。(テレビウォッチ編集部

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