緊急地震速報の誤配信また起こる!気象庁「ノイズ拾わない地震計対策急ぐ」

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   きのう8日(2013年8月)午後4時56分、携帯電話がビュイーンビュイーン一斉に鳴りだし、テレビでも地震速報が流れた。大阪や奈良で震度6弱から7程度の強い地震が起こるというものだった。

   司会の井上貴博アナは「この速報を見た瞬間、南海トラフを震源とする大地震が来るのかと思いました」と話す。速報が流れた直後、TBS報道局ではスタッフが「これから強い揺れが来る。危ないから撮影は止めておけ」とカメラマンを制したりしていた。しかし、いつまでも揺れは来ない。結局、気象庁の誤配信だったのだが、なぜこんなことが起きたのか。

「本番」のリハーサルとしては良かったかも…

   緊急地震速報は全国に敷設されている地震計の2つ以上が地震波を感知すると自動的に流れるシステムになっている。きのうの地震速報の誤配信は、和歌山県北部の人間の身体には感じないマグニチュード2.3の地震と、三重県南東沖海底の地震計のノイズが重なって地震波と勘違いしたためだった。

大切なのは地震対策

   地震学の筑波大・八木勇治准教授は「これまでの計測方法、計算方法を変更しないと、また同じ間違いが起きる可能性があります」と説明する。気象庁は地震計がノイズを感知しない方策を考えるとしている。

   コメンテーターの八塩圭子(学習院大学経済学部特別客員教授)「きのうの騒動で唯一良かったのは、緊急地震速報が出された直後からすべての電車の運転が見合わせられたことです。いざという時は、JRを始めとして鉄道会社が緊急事態に備えられるということが分かりました」

   与良正男(毎日新聞論説委員)は「緊急地震速報は地震予知ではありません。大切なのは地震対策。国は各方面の地震対策にもっとお金を使わなければ」

   そもそも、専門家の間でも予知研究そのものが現実的でないという意見が強い。3・11で日本人が学んだのは、起きた時にどれだけの命を救えるかの研究こそが大事だということだった。政府も人々も忘れかけているけどね…。

文   ナオジン | 似顔絵 池田マコト
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