2018年 7月 23日 (月)

緊急地震速報誤報で街の声「見落とすよりマシ」「いい訓練になった」「とりあえず逃げられた」

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   誤報だった気象庁の緊急地震速報で、テレビ局もてんやわんやだった。朝日放送(大阪市)の報道フロアではスタッフが「大阪でなんぼやったっけ? 震度5弱?」「奈良で5強。大阪で5弱って言うてますけど」「奈良市消防署にかけたら体感なし」と怒鳴り合っている。

   JR奈良駅では、中年の男性2人が「電車に乗ったら急に止まってしまって」「それで19分待たされた。でも、少しでも揺れがあったら速報してくれたほうがええは」

   混乱は東京都内でも。幼児を連れた主婦は「あわてて子どもを抱っこして担ぎ上げました。取りあえず割れ物のないところへ行きました」と話す。若い男性は「ちょっと焦りましたが、速報が鳴った方が気持の準備ができます」

「精度70~80%。警報出たら来ると思ってほしい」(元気象庁長官)

   コメンテーターの崔洋一(映画監督)は「ああ、これは本当に南海トラフが来たんではないかとおもって、テーブルの椅子を引いて、いざとなったらその下というふうにしましたが・・・」という。東海道新幹線や山陽新幹線は自動的に停止するなど、約40万人が影響を受けたが、なかには良い訓練になったと感じた人もいるだろう。

   では、なぜ誤報は起きたのか。地震はP波の小さな揺れのあとS波といわれる大きな揺れが来る。気象庁は「東南海地震、東海地震などを検知するため、遠州灘沖に整備している海底地震計のデータに問題があった」という。つまり、P波をキャッチする際に何らかの誤作動を起こしたということだ。

   今後も誤作動はあるのか。山本孝二元気象庁長官は「ひずみがたまっているトラフからさまざまな現象を拾って、余分なものをどうカットするか。日進月歩で精度は上がっており、いま70~80%。警報が出たら必ず来るという心構えだけは忘れないでいただきたい」と呼びかけている。

文   モンブラン
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