2024年 4月 25日 (木)

安倍首相ゴルフ三昧で決めた「来年4月消費税8%断念」アベノミクス息切れ

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

イチロー4000安打!ピート・ローズの記録4256本抜くの見たい

   イチローCongratulations!ニューヨークで行われたトロント・ブルージェイズ戦で日米通算4000安打を達成した、あんたはスゴイ!大リーグでも4000安打達成打者は、4256安打のピート・ローズと4191安打のタイ・カッブの2人しかいない。イチローがすごいのは日本プロ野球で1278本、大リーグで倍以上の2722本も打っていることである。

   野茂英雄が大リーグへの道を切り開き、イチローが花開かせた。投手と野手の違いはあるが、この2人がいなかったら松井も松坂もダルビッシュも大リーガーになっていないかもしれないのだ。

   松井には可哀想だが、打者としての実績は月とスッポンとまではいわないが、かなりの開きがある。安倍首相よ、できれば野茂とイチローの2人に国民栄誉賞をあげてくれ。今度はイチローも辞退しないのではないか。きょう22日の(2013年8月)のバッティングを見ている限り、不惑過ぎても十分やれる。ローズの記録を抜くところを見てみたいものである。

ゴルフでも妻・アッキーに勝てない総理の腕前は…

   安倍首相が8月15日(2013年)に靖国神社へ参拝しなかったことがさまざまな憶測、批判を呼んでいるが、来年4月に8%にアップする消費税もどうやら上げない方向に舵を切ったらしいというのが、週刊誌大方の見方のようである。

   『週刊文春』は11日間に及ぶ長い夏休みをとった安倍首相が、<「消費税3%に懸念を表明している内閣官房参与の本田悦朗・静岡県立大教授とゴルフをしたり、慎重派の中川秀直元幹事長と食事をしたりするなど、規定方針通りにはいかせないことを匂わせている」(政治部デスク)>と報じている。

   このところ、読売新聞の渡辺恒雄主筆が消費増税に反対の態度を取り始めていることに自信を深め、ブレーンの高橋洋一・嘉悦大学教授も<「凍結を判断すれば支持率が上がり、政治的にもスーパーパワーを持つことが出来る。悲願の憲法改正も近づくことになる」>といっている。

   スーパーパワーを持つかどうかはわからない。株は1万3000円台をうろうろし、円安も思ったほど進まない。一方で輸入品の値段は上がり続け給与は上がらないのでは、増税凍結は当然の帰結であろう。

   その安倍さん、休み中はオバマ大統領を真似てゴルフ三昧だったが、気になるのはその腕前である。オバマは大統領になってゴルフを始めたというが、タイガー・ウッズが褒めるほどの腕前だ。『週刊新潮』は安倍首相の持っているゴルフクラブを詳細報告している。

   ゴルフライターの児山和弘氏はこういっている。<「総理の使っているドライバーは、テーラーメイド社の『グローレ』。シャフトはUSTマミヤ『ATTAS4U』にカスタムされています」>

   値段は推定それぞれ8万4000円と4万2000円。<「フェアウェイウッド類はやはりテーラーメイドの『ロケットボールズ2』(1本およそ3万円)、アイアンはおそらく同社の『ロケットブレイズツアー』(およそ1万5000円)。ウエッジはタイトリストの『ボーケイ フォージド』(およそ2万3000円)のようですね」>

   パターは2月にオバマ大統領にプレゼントした山形市の「山田工房」製「エンペラー55モデル」でおよそ5万円。バッグと合わせて一式40万円強だろうと推測している。

   さてその腕前は…、児山氏はこういう。<「総理の腕前は『普通に回れば100を切り、調子がよければ80台も』と聞いています」>

   まあ、アベレージゴルファーといったところのようだ。だが、驚くのは夫人のアッキーこと昭恵さんだ。週刊新潮のモノクログラビアにドライバーをトップに構えた写真が載っているが、このフォームがスゴイ。週刊新潮は「美しすぎる『ファーストレディ』のゴルフスイング」とタイトルを打っているが、私のようなヘタなゴルファーから見ても素晴らしい。プロゴルファーの沼沢聖一氏がこう評している。

<「上半身がしっかりと捩れているのは下半身が安定しているから。ボールを左目で見る顔の角度も完璧です。素人の女性でここまで美しいトップを取れる人はいませんよ。90点は上げても良いですね」>

   安倍首相は口だけではなくゴルフでも妻には勝てないようである。

大新聞がアマゾンに身売り!?朝日新聞「ハフィントン・ポスト日本版」に失敗の声

   さて、アマゾンのジェフ・ベゾス氏(49)が2億5000万ドルでアメリカの名門新聞『ワシントン・ポスト』を買収したニュースは世界に衝撃を与えた。その2日前には『ボストン・グローブ』紙が7000万ドルで身売りすると発表していた。

   『週刊ポスト』はアマゾンが日本の新聞の買収まで目論むのではないかと報じている。<もはやジリ貧だった。アメリカの日刊紙発行部数は、80年代まで6200万部を保っていたが、ネット登場後の11年には4442万部へ激減。ワシントン・ポストも最盛期の半分の40万部に落ち込んでいた。

   皮肉にもそこに手をさしのべたのが、ネット企業の王者、アマゾンCEOのベゾス氏だっただけに買収劇は憶測を呼んだ>

   今回はベゾス氏個人の買収だが、彼は何を考えて買収したのか。<東洋経済オンライン編集長の佐々木紀彦氏はいう。「アマゾンにとって、世界中の人々の購買データは最大の財産。新聞社を持てればアマゾンの持つ顧客データーがさらに拡充される。読者がどんな記事を選び何に興味があるのかを把握すればe-コマース(電子商取引)はさらに進化する」>

   顧客データだけではなく、アマゾンのコンテンツの充実を考えていると話すのは在米ジャーナリスト北丸雄二氏だ。<「アマゾンはキンドルに配信するコンテンツの1つ、キンドル・シングルズ(短編電子書籍)に力を入れている。これは新聞や雑誌の記事としては長く、かといって単行本としては短い、1万語~5万語未満の作品を、5ドル未満で販売するというもの。ベゾスはワシントン・ポストの記者にもシングルズで作品を発表させて、この流れを加速させたいのではないか」>

   米国の印税は25%未満だが、シングルズは70%にもなる。先の佐々木氏はこういう。<「すでにアマゾンの出版部門アマゾンパブリッシングには30人弱の編集者がいて、自前でコンテンツを配信できる態勢を整えている。小売業同様、メディアの『中抜き』を狙ってるのかもしれない」>

   日本はどうか。日本の新聞の部数減、電子版購読者の少なさはアメリカよりも深刻である。朝日新聞の公称部数は760万部。いずれ来る500万部時代を想定して地方支局縮小に向けて動いているという。朝日は電子新聞を2年前から導入した。表向き10万人突破といっているが、単独で電子版を購読しているのは1割に満たないようである。

<今年5月、アメリカのネット大手AOL傘下のハフィントン・ポスト・メディアグループと合弁会社を作り、ハフィントン・ポスト日本版を開始。ニュースやブログをベースに、ユーザーが意見を交換する参加型コミュニティという触れ込みだったが、期待を大きく裏切った。
   「なかなかページビュー(PV)が上がらず早くもハフィントン・ポストへの出資は『大失敗』という声が上がっている」(ジャーナリストの山田順氏)
   朝日は紙にかわる新たなプラットフォーム作りを模索するがいずれも失敗。もちろん厳しい状況にあるのは他社も同じだ>(週刊ポスト)

   それに比べてウォールストリート・ジャーナルは全購読者208万のうち約4割の89万人が電子版の読者。ニューヨーク・タイムズは190万人の購読者のうち110万人が電子版購読者だ。いずれも購読料は月約20ドル(約2000円)で、日本の半分。日本の新聞界はアメリカに比べて10年遅れているといわれているそうである。

<いずれ新聞社がアマゾンのコンテンツサプライヤーに成り下がる可能性は否定できない。前出の朝日新聞関係者は呟く。
   「発行部数を維持できなくなり、電子版も伸びない新聞社が、アマゾンに記事を配信する『下請け』と化す。これはアマゾンが直接、日本の新聞社を買収するよりも現実的かもしれない>(週刊ポスト)

   日本の新聞には弱点があり、さらに悪いシナリオが考えられるというのは北丸氏だ。<「日本語で作られる新聞は海外への訴求力に乏しい。日刊新聞法(1951年に施行された法律。新聞社の株式譲渡に制限が加えられているため買収されにくい=筆者注)に守られているため世の中の動きにも鈍感。欧米からも相手にされず気づいたら根元から腐って再起不能、といった事態にもなりかねない」>

   このままでは日本の新聞、出版に明日はなさそうである。

オリンピック招致土壇場「イスタンブール最下位。東京とマドリードの決戦投票」

   先日は『週刊現代』が2020年の五輪開催は東京に決まったという「スクープ」を特集したが、今週は週刊新潮がどうやら東京だそうだと報じている。だが、週刊現代のようにバンザイではなく、「さあ困った!」とあまり喜んではいない。

   スポーツ紙の五輪担当記者がこう票読みをする。<「イスタンブールは、評価委員会の評価報告書でもかなり厳しく書かれ、まだ『時期尚早』と読み取れる。何より、5月末から続いている反政府デモの影響が大きい。第1回の投票では、イスタンブールが最下位。東京とマドリードの決戦投票になるという見方が圧倒的に多いですね」>

<「ズバリ、東京はマドリードに6割の確率で勝てると見ています」

   そう話すのは、五輪招致委員会の幹部。

「IOC委員が最も多いのは欧州で40名超。欧州諸国はマドリード支持が多いと思われがちですが、東京は欧州票をかなり固めています。まず、24年に五輪招致を目指しているフランス(3名)とイタリア(3名)は、確実に東京に投票してくれる。マドリードで五輪が開催されれば、次は同じヨーロッパの可能性は低くなる。敵の敵は味方の論理です」>

   だが、アジア票、中国(3名)、韓国(2名)、北朝鮮(1名)は見込めないし、中国の影響の強いアフリカ票(12名)も期待できないから、まだまだ予断を許さないようである。

   だが、週刊新潮のいうように「百害あって利は僅少」の五輪によりも、震災復興、景気回復を急がなくてはいけないはずである。私はいまでもマドリードが有力だと思っているが。

エイベックスの松浦勝人社長にクスリ疑惑?…沢尻エリカに「ドラッグ用意できる」

   芸能界のスキャンダルをやらせたら週刊文春に敵うところはどこにもないだろう。その週刊文春が今週は芸能界の雄・エイベックスの松浦勝人社長に噛みついている。タイトルは「女とクスリ」である。

<EXILE、浜崎あゆみ、安室奈美恵、幸田來未ら多くの人気アーティスト抱えるエイベックス(エイベックス・グループ・ホールディングス株式会社を持ち株会社とするエイベックス・グループ。以下同)は、一九八八年に松浦氏らによって設立された。
   貸しレコード屋のアルバイトから始め、同社を東証1部上場の日本を代表するエンタテインメント企業に成長させた松浦氏は、若手起業家の鏡として経済誌にも取り上げられる。創業からちょうど四半世紀を超えた今、二〇十三年三月期決算では売上高一千三百八十七億円、営業利益は百四十億円、ともに過去最高を達成した。今では『夢を実現したカリスマ経営者』『クリエイティビティの天才』と称賛される>

   そのカリスマが女性好きでクスリにも手を出しているというのだ。松浦氏の自宅パーティによく出ていたという常連がこう語っている。<「地下一階は完璧なダンスクラブになっていて、DJブースと大きなソファが四つ並んでいました。中央にミラーボールが煌めいていて、参加者や社員が踊り狂うんです。松浦さんはそこで酒を飲むと、エレベーターで2階に上がり、そこは八十インチ以上もあるテレビがあって、大音量で音楽を流していました。

   中央に彼の特等席のソファ、右側に三つのベッドルームがありました。連れてきた女の子をそこに連れ込んで、セックスをする。で、ことが終わると、ニヤニヤしながら戻ってきて、大麻を吸うんです。それがパーティーのパターンでした」>

   松浦氏の友人もこういう。<「長い間、大麻とコカインは常習していましたね。あとMDMA(合成麻薬)が好きで、懇意にしているヤクザにそういった薬物の調達を頼んでいました」>

   今をときめく芸能界のカリスマに薬物疑惑。だが以前にも週刊文春がやった沢尻エリカの薬物疑惑の際、彼女に松浦氏が「ドラッグならいつでも用意できる」という発言をしたと報じたが、エイベックス側は「事実無根」だと回答するだけで、名誉毀損で訴えたりはしていないようである。今回の記事に対して、松浦氏はどういう反応をするのだろうか。

藤圭子自殺!五木寛之が評した「演歌ではなく恨みの歌『怨歌』」

   これを書いているところに、宇多田ヒカルの母親というより、われわれ世代の「恨歌」の星だった藤圭子が亡くなったというニュースが流れた。asahi.comによれば、<歌手の藤圭子さん(62)が22日午前7時ごろ、東京都新宿区西新宿6丁目の路上で倒れているのが見つかった。病院に運ばれたが、まもなく死亡が確認された。警視庁は、現場の状況から、現場前のマンションから飛び降り自殺したとみている>そうである。

   自殺の原因はわからないが、私にはそんなことはどうでもいい。69年に「新宿の女」でデビューし、70年には「女のブルース」「圭子の夢は夜ひらく」が大ヒットした。作家の五木寛之氏が彼女の歌を評して、彼女の歌は「演歌」ではなく恨みの歌「怨歌」であるといったことで、70年安保で挫折し、生きていく先に希望の見えなかった私のような若者たちに熱狂的に迎えられた。十五、十六、十七と、私の人生暗かった~と歌う彼女の「夢は夜ひらく」は、まだ青線の名残の残っている新宿ゴールデン街によく似合った。

   結婚してからだろう、アメリカに住み、彼女の子供が宇多田ヒカルだというのはずいぶん後になって知った。何か彼女に似合わない気がしていた。彼女の人生が、彼女の歌っていた歌の歌詞通りでいいはずはない。だが、彼女の訃報を聞いて、彼女らしい人生の閉じ方をしたのかもしれないと思ったのも事実である。

   今夜は藤圭子の歌を口ずさみながら酒を飲む中高年が多いことだろう。結局、オレの夢は夜も昼も開かなかったなと、独りごちながら。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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