前橋育英「初出場初優勝」これだから高校野球は面白い!実はひそかに応援
「第95回 全国高校野球選手権大会 中継」(NHK総合・Eテレ)

印刷

   昔々は高校野球中継が面白くなかった。「純真」「感動」「涙」の押し売りと朝日新聞の独特の臭みに辟易した。試合そのものも、子供体型の選手たちがガキっぽくてつまらなかった。今年は色々と変化が多い。バッターの少年たちのガタイが大人っぽくなり、かつバットスイングがプロ並みの子もいる。試合の展望が予測できないものもあって面白い。優勝候補が次々消えていったのもよかった。
   予測できなかった象徴的試合の1つが、19日の常総学院×前橋育英である。筆者は別段贔屓チームもなかったが、出来ればセミプロみたいな常連校には消えてもらいたいと思っていたので、前橋育英が勝てばいいと密かに思ってみていた。前橋育英が9回の裏でやっと追いついた顛末が「予想できなかった」最たるもの。
   2×0で9回裏になってしまい、しかも既に2アウト。「あー残念、お陀仏だーー」と思って見るのを止めようかと思った時だ。3番目の最後になるべきバッターが強烈に放ったセカンドゴロを相手がエラーした。命拾いして、次のバッターの長打に繋がった。ランナー2、3塁。ここでドカーンとタイムリーが出て、2×2の延長戦。10回の裏でサヨナラとは! 3日後には優勝までしちゃった!
   アナウンサーの美辞麗句が減ったのはご同慶の至り。阪神の藤波晋太郎や日ハムの大谷翔平のように、大金を稼ぐプロ選手になる人材が混じっている時代だから、過保護にする必要はないのである。(放送2013年8月)

(黄蘭)

採点:1
  • コメント・口コミ
  • Facebook
  • twitter

このエントリーはコメント・口コミ受付を終了しました。

お知らせ

注目情報PR
追悼
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中