2024年 3月 28日 (木)

夏の終わりにかかりやす帯状疱疹!日本人の9割が潜在患者―怖い重症化

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   帯状疱疹は夏が終わりから秋口が1年で最も発症しやすい。夏の疲れがたまって免疫力が落ちるからだ。「女性の3人に1人はかかるといわれていて、ここ15年間で4割も増えています。しかも、2度、3度とかかる人もいます」(寺門亞衣子アナ)。原因はウイルスで決定的な治療薬はないが、予防法や重症化させないための早期発見法はある。

目の障害、顔面マヒ、脳梗塞、尿毒症…

   看護師の山本美穂さんは17年前に帯状疱疹になった。耳にできたただれに始まって、目の障害、左顔面マヒと重症化した。東京慈恵会病院教授・本田まりこ教授はこう警告する。「鼻近くにただれが出たら、目の障害から失明もあります。また、顔面マヒから脳梗塞になる場合もあるし、首の頸椎をやられることもあります。顔ではありませんが、陰部に出て尿が出なくなって尿毒症で亡くなる方が年間15~16人おられます。怖い病気なんです」

   原因ウイルスは水ぼうそうウイルスで、日本人の約9割は幼児期にかかっているとみられる。つまり、約9割の人は帯状疱疹の潜在者というわけだ。ウイルスは普段は体内におとなしく留まっているが、免疫力が低下すると活性化して神経節を刺激する。それが激痛の原因だ。

   最初の自覚症状は痛みだが、これといって特徴のない痛みなので気づきにくい。五十肩、ぎっくり腰、心筋梗塞、腸閉塞などと間違われて、治療が遅れることが多い。痛みを感じてから数日後に発疹が出たり、痒みやかぶれがでたら帯状疱疹を疑う。

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