夏の終わりにかかりやす帯状疱疹!日本人の9割が潜在患者―怖い重症化

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   帯状疱疹は夏が終わりから秋口が1年で最も発症しやすい。夏の疲れがたまって免疫力が落ちるからだ。「女性の3人に1人はかかるといわれていて、ここ15年間で4割も増えています。しかも、2度、3度とかかる人もいます」(寺門亞衣子アナ)。原因はウイルスで決定的な治療薬はないが、予防法や重症化させないための早期発見法はある。

目の障害、顔面マヒ、脳梗塞、尿毒症…

   看護師の山本美穂さんは17年前に帯状疱疹になった。耳にできたただれに始まって、目の障害、左顔面マヒと重症化した。東京慈恵会病院教授・本田まりこ教授はこう警告する。「鼻近くにただれが出たら、目の障害から失明もあります。また、顔面マヒから脳梗塞になる場合もあるし、首の頸椎をやられることもあります。顔ではありませんが、陰部に出て尿が出なくなって尿毒症で亡くなる方が年間15~16人おられます。怖い病気なんです」

   原因ウイルスは水ぼうそうウイルスで、日本人の約9割は幼児期にかかっているとみられる。つまり、約9割の人は帯状疱疹の潜在者というわけだ。ウイルスは普段は体内におとなしく留まっているが、免疫力が低下すると活性化して神経節を刺激する。それが激痛の原因だ。

   最初の自覚症状は痛みだが、これといって特徴のない痛みなので気づきにくい。五十肩、ぎっくり腰、心筋梗塞、腸閉塞などと間違われて、治療が遅れることが多い。痛みを感じてから数日後に発疹が出たり、痒みやかぶれがでたら帯状疱疹を疑う。

水ぼうそうワクチン接種で簡単に予防

   予防法はないのか。水ぼうそうワクチンは有効だ。保育士は年齢を問わず帯状疱疹の免疫力が強い。保育士は水ぼうそうの子供たちに接する機会が多いため、水ぼうそうのウイルスの免疫細胞も多い。これがが帯状疱疹を防ぐのだ。

   逆に感染しやすいのは免疫力が低下している高齢者と病人だ。本田教授は「アトピー性皮膚炎の方、ガンや喘息、糖尿病の方も免疫力が低下しているので、帯状疱疹になりやすいですね」という。

   早期発見で発疹が出てから72時間以内に抗ウィルス薬を服用すると効果があり、水ぼうそうワクチンの接種は1回1万円前後(健康保険はきかない)で、接種後に徐々に激痛が治まってゆく。

(磯G)

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