福島原発「汚染水タンク」ずさん点検!1日2回見て回るだけ…1基15秒で「ハイ、OK」

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   「おでかけ前の朝刊チェック」コーナーで、朝日新聞(2013年9月2日付)が報じた福島原発の放射能汚染水タンクのずさん点検を取り上げた。それによると、タンクの点検は1日2回、1基当たり15秒ほど見て回るだけだったという。また、タンクをつなぐパイプの継ぎ目や底部からも高線量の汚染水が漏れていた。汚染濃度は最大1800ミリシーベルトで、浴び続けると数時間で死亡する線量だ。

別のタンク底部や配管からも…数時間で死ぬ高濃度汚染水ダダ漏れ

   高線量汚染水が見つかったのは、先月19日に約300トンの漏水が見つかったエリアとは別のエリアのタンクで、本体底部3か所と配管の継ぎ目1か所に見つかった。タンク1基の底部接合部分で毎時1800ミリシーベルトの放射線を検出したほか、反対側で1700ミリシーベルトが計測されたと紹介。さらに別のエリアのタンクでも220ミリシーベルト、70ミリシーベルトを測定した。

理解できません!

   司会のみのもんた「1800ミリシーベルトは人間が死亡する場合もあり得る高い線量でしょ。それがいままで分からなかったのは、いくら説明されても理解できませんよ」

   「朝ズバッ!」は検査体制を検証した。1500基近くあるタンクの検査は1日2回。2人1組で2時間かけて点検するが、タンクのある場所ではそれぞれ別行動をとり、タンク1基の点検は約15秒という。コメンテーターの柿崎明二(共同通信編集委員)は「あのタンクは放射能汚染水など危険なものを入れてはならない作りになっています。そのタンクに汚染水を入れれば、いずれ洩れてくることはわかっていたはず。早急に洩れない頑丈なタンクに移すべきですよ」という。

緊急対策よりオリンピック招致優先

   池田健三郎(経済評論家)「これまでの東電の姿勢には、悪い情報をできるだけ出したくないという姿が垣間見える」

   いや、悪い情報を出すも出さないも、東電にはもう手に負えなくなったということだ。では、「国が前面に出る」といっている安倍政権なら何とかなるかというと、この問題を国会の閉会審議でやろうとすると「オリンピック招致に悪影響が出かねない」と先送りしてしまった。はたして本気なのかも怪しい。

   原子力規制委は汚染水をダダ漏れを放射能事故の「レベル3」に引き上げた。つまり、原発大事故がいま起こっていて、止められなくなったということだ。それでも五輪招致優先なんていっている国に、そもそも国際的な信頼があるのか。

文   ナオジン | 似顔絵 池田マコト
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