スーパーセル竜巻猛威!埼玉・千葉「車が空飛んでた」「風圧で玄関開かない」

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   スーパーセル(巨大積乱雲)による竜巻がきのう2日(2013年9月)午後2時ころ埼玉・越谷市で発生し、千葉・野田市にかけておよそ10キロを15分で突っ走った。家屋480棟が全半壊、67人がけがをした。

   竜巻が直撃したところと外れたところがはっきりしていて、直撃を受けた木造家屋が一瞬にしてバラバラになって吹き飛ぶ様もあった。人々は「オートバイや車が空を飛んだ」「自分が飛ばされた」「家に逃げ込もうとしたら風圧で玄関ドアが開かなかった」と恐怖を語る。

   お寺の屋根の片面だけが丸裸とか、つぶされて土台むき出しの一軒家、屋根がはがれた体育館、コンクリート製の電柱がいたる所で倒れていて、ぼっきりと折れているものもある。電線にはいろんなものがひっかかったままだ。越谷市の桜井南小学校は、鉄筋4階建ての校舎の窓ガラスがほとんど割れ、周辺から飛んできたガラスも校庭1面に散らばっている。学校はこの日が始業式で、生徒たちが帰宅したあとだったのは幸運だった。下校途中だったら大変なことになっていたろう。

竜巻注意報は発生後…予報難しく的中率低い

   上空から見ると、竜巻の通った跡は越谷では幅約100メートル、 野田では数十メートルと狭いるが、目撃者によっては「ジグザグに方向を変えた」という。住民が撮影した映像には、上空の真っ黒な積乱雲の雲からと地上からの渦がつながり、消えてはまた現れる様子が写っていた。これがジグザグに見えた可能性もある。

気を付けようがない

   気象庁は昨年5月のつくば市と同様、スーパーセルによるものとしたが、気象予報士の武田恭明はそのメカニズムを「温度差」だという。この日の地上の気温は34度の猛暑だったが、上空6000メートルはマイナス5度で温度差が40度もあった。気象庁は午後2時11分、竜巻注意報を出していたが、この時すでに竜巻が起っていた。

   予報は難しく、また予報通りの発生率は5%くらい。昨年は317件の竜巻注意 報が出たが、実際に発生したのは9件だった。武田は真っ黒な雲(積乱雲)と急に涼しい風(下降気流)が竜巻のサインだという。しかし、キャスターのテリー伊藤は「避難するにしても難しいよね。出先からあわてて戻るのも危険だし、気をつけてといわれても、気をつけ方がわからない」という。たしかに、被害を受けた人たちもそういっていた。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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