出雲大社「平成の大遷宮」4K映像見事!「日本文化の宝」記録し続けた5年越しの労作に拍手
<歴史の源流・出雲>(TBS系、山陰放送制作)2013年8月31日14時~

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   筆者はたまたまこのシリーズの昨年の作品を見る機会があった。山陰放送が「60年に1度の平成の大遷宮」を迎えた出雲大社を5年間、映像で記録してきたのだ。その最終回の今回は神無月に全国から神々が出雲に集まり、出雲だけは神在月(かみありづき)となるというアニメの説明で始まって、新しく造営された出雲大社の本殿を高感度の4Kカメラで鮮明に映し出した。案内・知花くらら。
   最後は市長が委嘱した出雲賛美の歌を、作詞作曲の竹内まりやと市内のコーラスメンバーたち、合計100人で合唱した。3拍子の歌い易そうな楽曲だ。昨年のものよりよかったのは、この地方出身という俳優の佐野史郎が、勿体ぶって境内を歩きながら喋るという陳腐な撮り方をせず、ナレーションだけで顔を出さなかったのが正解。
   古事記に書かれた神話自体が人間臭くて面白いのだから、有名役者にガイドなんてさせる必要はない。それにしても、冬は厳しい日本海側の街に、脈々と受け継がれてきた文化の源流ともいうべき社(やしろ)があるのに、普段は太平洋側に住むわれわれは出雲大社の事を思い出しもしない。「大国主大神やいなばの白兎」といっても日ハムの稲葉選手の「いなばジャンプ」を思い出すくらいで、まことに申し訳ない話である。折角の先人たちからの伝承が宝の持ち腐れだ。こういう良質のドキュメントは教育現場でもっと活用されればいいと思う。(放送2013年8月31日14時~)

(黄蘭)

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