お笑い芸人は商売上の顔?ビートたけし実像は謙虚で頭いい芸術家かも…
<たけしアート☆ビートSP>(NHK BSプレミアム)

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   1月に放送されたものの再放送だが見て得をした気分。シリーズで放送されていた作品のスペシャル版だ。たけしは言うまでもないが、ただのお笑い芸人ではないどころか、頭のいい芸術家である。これは彼が京都造形芸術大学の教師や学生たちと出会って、色々なアート作家たちの話を聞いたり制作したりする過程に密着したほのぼのドキュメントである。真面目なたけしでちょっと戸惑うが。
   日本画家の千住博からは日本画の顔料の面白さを聞き、自分でも描いてみる。千住が即興で描いた木と動物のスケッチは優しく爽やかで見とれてしまう出来栄え。現代美術作家のヤノベケンジやポップアートの田名網敬一らからは多くの学生の作品を見せてもらい、舞台芸術練習中の学生たちからは、たけしに質問が出て、浅草の舞台に立つようになった成り行きを語る。理系の学生だったたけしが、突然浅草の芸人になった顛末はよくわからなかったが。
   随分前に、あるイラストレーターの祝いの席に筆者は招待された。そこにメインゲストで呼ばれていたたけしがフラッと現われた。テレビ界の大スターならば、取り巻きを大勢ひき連れて来るかと思っていたら、いつの間にかバツ悪そうに会場の隅に1人で立っていたので、つましく謙虚な人だと思った。この時の印象が当ドキュメントにも出ている。下品な軍団の子分たちといる時のたけしは、お笑いという商売上のフリであって、実像はひょっとしたら違うかも。(放送2013年9月15日12時~)

(黄蘭)

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