2019年 8月 22日 (木)

「フライデー」よ!前田敦子・尾上松也なぜ張り込まぬ…相変わらずAKBに遠慮?

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芸能人、政治家、官僚、大企業の経営者…撮って撮って撮りまくれ

   今しみじみ『フライデー』を見ている。表紙右上のタイトルが「東京五輪を楽しもう!」と「香川照之『数字を取れるドヤ顔』目撃撮」「『あまちゃん』能年玲奈に岩手は救われた」。ウリと思えるのは、グラビアの「オール新撮 今井メロ『ザ・SMヘアヌード』」と「『美人過ぎた新座市議』立川明日香ハダカで告白」であろう。フライデー最大のウリである張り込みネタがどこにもない。たしかここ数週間、話題になる張り込みネタはなかったように記憶する。

   たしかに最終回のTBSドラマ「半沢直樹」で見せた香川の「土下座シーン」は圧巻だった。屈辱に歪んだ顔、膝に棒でも入っているのではないかと思わせるほどポキポキと音がしそうな足の折り方は、主役の堺雅人を完全に食っていた。言い換えれば、そこしか見所がない平凡でご都合主義のドラマだったということだ。続編を作るぞ!という終わり方だったが、次はこれほどの評判にはならないのではないか。少なくとも私は見る気が失せた。

   東京五輪に関心があるのは、ひと儲けしようと胸算用するゼネコンやそれにたかる政治屋だけではないのか。汚染水問題を含めた福島第一原発の処理が進まなければ、中国や韓国、それに放射能に不安をもつアスリートたちが出場回避して、モスクワ五輪の二の舞になるのではないかと、私は危惧している。

   話を戻す。フライデーはなぜ張り込み写真を撮れなくなったのだろう。スポーツ紙が報じた「前田敦子と尾上松也が真剣交際」が話題になっている。一部には前田のCDの売り上げが悪いための話題作りとの見方もあるようだが、新鮮なカップルではある。フライデーはAKB48の写真集などで儲けさせてもらっているから、AKB48スキャンダルは御法度である。だが、前田はAKB48を卒業したのだからできないわけではなかろう。

   「ハリコミ日記」という名物連載がある。決定的な写真を撮れなかったこぼれネタを集めた張り込み班の裏話が載っているので、毎回面白く読んではいるが、今週そこに登場するタレントにそれほどの大物はいない。私が思うに、今のフライデーの「力」では、ジャニーズ事務所や芸能界のドンのいるバーニングプロダクション、そして秋元康が率いるAKB軍団とは『勝負』できない。いや、できるのだが、編集部が半分諦めているため、気力・知力を出せないのではないか。

   私が週刊現代編集長のとき、「ヌードもニュースだ」というキャッチを作ったことがある。フライデーは「スキャンダルはニュースだ」という写真誌の原点に返って、芸能人だけではなく、政治家、官僚、大企業の経営者を撮って撮って撮りまくってほしいと思う。

   フライデーで面白かったのは「イチローが愛する名店」だった。和牛鉄板焼きの東京・新橋の「ホーン」。イチローが川﨑宗則や青木宣親を連れてくるという東京・西麻布の「お菜屋 わだ家」などが載っている。西麻布のほうは行ってみたいな。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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