橋下・維新の会「地元の堺市長選大敗」一番の敗因は「もう賞味期限切れ」

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   大阪府内の首長選で負け知らずだった日本維新の会の橋下徹代表(大阪市長)だったが、堺市長選で大敗を喫した。民主党が推薦し自民党や共産党までが支持した無所属で現職の竹山修身(63)が維新の会公認の西林克敏(43)に5万7862票の大差をつけ圧勝した。大阪都構想の実現に影響が出ることは避けられそうもない。

「旗印の府・市の二重行政解消ちっとも進んでいない」

   大阪府の政策企画部長だった竹山は、大阪府知事だった橋下に担がれて前回2009年の堺市長選で当選した。もともとは親密な間柄だったはずの2人だが、亀裂が生じたのはその翌年に橋下が大阪都構想を提唱し、大阪維新の会を結成したことからだった。

   橋下が堺市に大阪都構想への参加を強く求めたのに対し、竹山が参加を拒否し決裂状態になった。今回の選挙戦の応援でも橋下は「4年前にここの竹山市長を応援したんです。間違っていました。本当にすいません」と皮肉たっぷりに演説して回った。

   敗因はいろいろあるだろうが、堺市の市民は「大阪都構想自体のメリットデメリットが見えてこない」(40代男性)、「橋下さんが市長になったあたりからおかしいと思う。府・市の二重行政解消などができていない」(50代女性)と話す。たしかに、橋下の大阪都構想の原点にあった二重行政の解消は手付かずのうえ、原点を忘れて自ら墓穴を掘るような言動が目立った。

慰安婦発言や公募校長の不祥事で馬脚

   青木理(元共同通信記者)は「(橋下の)慰安婦発言や公募の校長が問題を起こしたりとかいろいろありました。はっきりいって賞味期限切れという感じもしますね」と話す。

   大阪出身の前田典子(主婦モデル)「橋下さんはやってくれそうな期待感はあったんですが、実際に何ができているのかな。大阪都構想がどうなっているのか分からなくなっていますしね。堺市の人は堺が好きで、なくなるのが嫌なのでしょう。大阪の借金まで背負いたくないというのもすごくあると思います」

   大阪都構想が実現し、かつてのような元気を取り戻せば、一極集中のいびつな東京に歯止めをかけ、他の地方都市にも活力を与える起爆剤と期待していたが、求心力を失った橋下に答えは出せるのかどうか。

文   モンブラン
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