朝日放送「大阪市交通労組の捏造内部告発」誤報スクープにBPO勧告

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   放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会は1日(2013年10月)、朝日放送(大阪市)に、2012年2月6日に放送した「ABCニュース」の誤報について、「放送倫理上重大な問題がある」と勧告を行った。橋下徹氏が当選した2011年大阪市長選挙で、大阪に交通労働組合が「現職市長(平松邦夫=当時)を支援しなければ不利益がある」という文書を組合員に送り、非協力的な組合員を脅すよう指示したという内部告発があったとし、「ABCニュース」はこれをスクープとして報道した。

内部文書もリストもすべてデッチアゲ

   大阪市長選は平松と大阪市の幹部や労働組合を激しく非難する橋下が激しく争い、「内部告発」は劣勢が伝えられていた平松を支援するために交通労組が組合員を脅してたという内容で、文書のほかに回収リストを入手したとし、番組の中で「内部告発者」は「やくざといってもいいくらいの団体」とはなんしてい。

   しかし、その後、この「内部告発者」は交通労組員ではなく、大阪市の嘱託職員で、文書やリストもねつ造していたことが判明した。朝日放送は交通労組にこの件について取材しておらず、持ち込まれた「ネタ」をそのまま「朝日放送のスクープです」と放送していた。

   ねつ造が判明した後、朝日放送はねつ造であったことを伝えたが、BPOは虚偽の報道で受けた交通労組のダメージは大きいとして勧告を行い、社内対応のあり方の検討や再発防止を促した。朝日放送はねつ造と判明するまでの過程もていねいに報道してきたと対応はきちんとしたとしながらも、「決定を真摯に受け止め、今後の報道に生かします」と語っている。

   当時の大阪の空気からすると、イケイケドンドンの橋下の「大阪市叩き」に乗ろうと急いだということはなかたっだろうか…。(テレビウォッチ編集部

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