出世できないプロデューサーの共通点「悪口陰口大好き」お酒が入ると欠席裁判

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   毎年その日がやってくるのを密かに心待ちにしていたけれど、今年は違った。初めて、誕生日が嬉しくともなんともないふつうの1日だった。ありがたいことに、友人知人、家族からはお祝いのメッセージや食事会を開いてもらったけれども、スペシャルな気持ちになれない。もう34回目になったんだからそれぐらいは当たり前のことなのかもしれない。そのあたりは大人の常識に自分が追いついてきたのかな。

「○○さんなんだけどさぁ、どう思う?」で始まる中傷大会

   そんないつもと変わらない誕生日を迎えたけれど、でも1つだけ自分との約束を決めた。もう人の悪口や陰口はほどほどに止めよう。このところ、初対面の方やさほど親しくない人と飲む機会が多い。お互い探りあいながら、飲みを進めていくうちはいいのだけれど、そのうちアルコールが効いてくると、おおかた会話の内容は決まった方向へと導かれていく。あの会社のAさんは…、プロデューサーのBさんが…、営業のCさんが…と欠席裁判が始まる。

   どんな仕事をしていても、飲むとたいていがこんな欠席裁判をしているのだろう。たいして親交がなくても、身近にいそうなタイプの悪口や陰口は理解しやすい。発言者に同情する発言でもすれば席は盛り上がる。そうして会ったこともない人のことを少しずつ傷つけている。会ったこともない人のことを他人がマイナス評価することで、発言者はますます気持ちが高まって、嫌なヤツという評価をもっと確固たるものする作業に加担してしまっている。

   これだけでも不快な思いが残るけれど、もっとひどいのは、ある人物に対する評価を聞かれること。「○○さんなんだけどさぁ、どう思う?」「何か外で話を聞いてない?」

   そんなこと聞いてないし、いい人なんじゃないですかなんて中途半端な話をすると、質問者からは偽善者だと思われるし、酒宴が盛り下がる。どうなんですかねぇ~、何かあったんですか?と質問返しをするしかない。それで質問者が恥ずかしい思いをすればいいけれど、たいていが口火を切って悪口大会を始めてしまう。本当にその場から逃げたい瞬間だ。

制作会社やレコード会社、芸能事務所、作家から「悪口のネタ」仕入れ

   けれど、こういう話が好きなのは男性の方である。プロデューサーでも、制作会社やレコード会社、芸能事務所、作家からその類の話を仕入れようとする人はいる。そして、そういうプロデューサーのために、あちこちで情報を仕込んできて確証もないのにペラペラ喋る輩は多い。足で稼いできた噂話や醜聞を、××さんにだけ話すんだけどなんていいながら、案外どこでも話して気に入られようとするスポークスマンだ。散々そういう大人たちを見てきた。そして今でも周りにそういう大人たちに囲まれてもいる。

   安心するのは、彼らのようなタイプはたいして出世できないことだ。プロデューサーで大威張りしていても、そのうち制作現場からいなくなったり、スポークスマンのところにはいっこうに美味しい話が回ってこないものだ。ちゃんと仕事で成功している人は、悪口を面白がったりする人は少ない。もっと別な形で制裁を与えるし、小さなことをコソコソ気にしているようなタイプであれば、そもそも出世もできないのかもしれない。

   だからもう悪口を言ったり陰口を言うのは止めよう。飲みの席で欠席裁判が始まっても、加担しないことにしよう。これが自分と交わした34歳の約束。

モジョっこ

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