2018年 7月 22日 (日)

まがまがしいご時世…絵空事とは思えぬ凶行現場医療チーム!テレ朝お金かけてドラマ新鉱脈
<事件救命医~IMATの奇跡~>(テレビ朝日系)

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   調子のいいテレビ朝日はつぎつぎにサスペンスドラマの新しい鉱脈をみつける。今度は実在する事件現場医療派遣チーム『IMAT』の活躍ドラマだって。事件現場にいち早く駆けつけて、捜査官や人質などの怪我人を治療する役目をもたされている医師団の話だ。
   広場で起きた爆破事件が銀行の人質立てこもり事件に発展し、医師の日向晶(玉木宏)や同僚の医師たちが現場で犯人と交渉する。一方、特殊捜査班SITの隊長・荒井健三(高橋克典)は部下の影浦琢磨(田中圭)が昔、爆破事件で父親を殺され、そのために捜査官になった射撃の名手なのでコントロールするのに気を使っている。
   最初の訓練のシーンから、最後の人質事件解決まで息もつかせぬスリリングな展開で、テレ朝、金を掛けたな、と声をかけたいくらいの大掛かりな場面が続く。エキストラの費用だけで、1人の日当5000円としてもものすごい数で、映画並みのスケールだ。毎度散見される間抜けな演出もなく、得体のしれないヌメッとした3人の犯人の描き方も今時の若者像らしく不気味である。脚本・林宏司。
   宗教的な対立が頻発する欧米諸国に比べれば、我が国でのテロや立てこもり事件は少ないが、近頃の不条理な殺人事件頻発を見るとSITやIMATが決して絵空事とは言えなくなっている。オリンピックを7年後に迎える東京でも、このドラマが現実のものにならないように願う。犯人の手口を詳述するのが果たしていいものかどうか。(放送2013年10月6日21時~)

(黄蘭)

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