2024年 4月 25日 (木)

もうドライバーはいらない!ここまできた全自動運転システム―2020年に実用化

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   カメラが子どもの急な飛び出しや交差点の赤信号を認識し自動停止する。そんな運転支援システムの開発が急速に進んでいる。さらに、高度な人工知能を使い、ハンドルやブレーキ操作をしなくても車が目的地まで運んでくれる自動運転車の試験走行がアメリカの公道で行われている。

   カギを握る人工知能でリードしているのが自動車メーカーとは畑違いの米IT企業のグーグルだ。巻き返しを狙って、トヨタをはじめ各国の主要自動車メーカーが熾烈な開発競争を展開中だ。

運転の判断ミスや誤操作感知してクルマが自分で修正

   ITS(高度道路交通システム)世界会議が今月14日(2013年10月)に都内で開かれた。日本での開催は9年ぶりというこの会議で、日本や欧米の自動車メーカーから最先端の技術が発表された。最も注目されたのは、ドライバーの誤判断や操作ミスによる事故を防止する運転支援システムの開発状況だった。トヨタはブレーキとハンドルを自動で操作し急な飛び出しを回避するシステム、ホンダはパネルを操作して駐車場の空きスペースに自動で車を入れるシステムをそれぞれ公開した。

   ドライバーの操作ミスなどによる事故を防止する運転支援システムは、すでに自動車に搭載され身近になっているものもある。ダイハツ工業が昨年12月に市場に投入した車は、赤外線を使って衝突を回避する装置だ。前の車との距離を認識し、追突しそうになると自動的に止まる。費用は5万円。車を購入する人の8割は取り付けているという。

   日産自動車はさらに高度な運転支援システムの開発を進め今年8月、試作車を公開した。交差点で赤信号を認識し、ドライバーが見落としていても自動停止する。走行中に急な飛び出しがあると、対向車を確認しながら回避し、その後はすばやく元の車線に戻る。2020年までにこの高度運転支援システムを搭載した車を発売する計画という。

   国土交通省は自動車メーカーと共同で、渋滞防止を狙ったシステムの試験走行を行なっている。渋滞は上り坂などでスピードが落ちると、それが後続車に連鎖して起きる。車同士を通信で結び、自動的に加速と減速のタイミングを調整しながら前の車との距離を一定に保てれば、渋滞を防ぐことができる。

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