2024年 4月 20日 (土)

「引きこもり10人に1人時代」孤立無業を脱出させろ!必要とされて仕事がしたい

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孤立無業162万人。国や自治体に求められる「支援者支援」

   玄田有史教授(東京大学社会科学研究所)はこう話す。「家に閉じこもったままや外に出ることをためらう孤立無業と呼ばれている人たちは、162万人いると推定されています。誤解しないで欲しいのは、今回の藤里町の例は藤里町に限ったことではありません。ていねいに調査をすれば、都市部でも他の地域でも同じような問題を抱えています。

   孤立無業に陥る原因は精神の問題ばかりではありません。現代社会では、誰でも孤立する可能性があります」

   国谷裕子キャスター「ひきこもりを続けている人を社会に送り出すためには、何が必要でしょうか」

   玄田教授「藤里町の例でもわかるとおり、情報提供を粘り強く続けることです。そのためには、ひきこもりを支援しようとしている人たちに対する国や自治体の支援者支援という仕組みが大切です。ひきこもりは地域のお荷物ではなく宝、次代を担う大きな力だと発想の転換をすべきです」

   藤里町のひきこもっていた113人のうち50人以上が家を出て、そのうち36人が働き始めているという。

ナオジン

NHKクローズアップ現代(2013年10月28日放送「ひきこもりを地域の力に~秋田・藤里町の挑戦~」)

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