広島カープ指名・大瀬良大地…ずっと見続けてくれた無名スカウトが引き当て!「人買い市場」の清しいドラマ
<プロ野球ドラフト会議>(TBS系)

印刷

   大昔のドラフト会議で巨人が桑田真澄を指名して、悔し涙を流した清原和博の顔がクローズアップされたシーンから、筆者はどの球団が誰を指名するかより、名指された選手たちのアップの表情に一番関心があった。昨年は藤波晋太郎の笑顔が記憶に残ったが、今年は九州共立大出身で、広島カープの九州担当スカウト・田村恵が3球団競合の末に引き当てた大瀬良大地投手の表情が印象的だった。
   九州だから広島は近いので本人も満足だったのだろうが、高校時代から見続けてくれた世間的には無名のスカウトが、当たりくじを引いたというドラマがあり、ポッと上気した大瀬良の初々しい顔が爽やかだった。巨人がよくやる逆指名とか1年浪人とか、いさぎよくはないやり口で、ドラフト会議は近年薄汚さが漂っていたが、今年はそんなニュースは聞かなかったしフェアでよかった。
   ドラフト会議で1位指名されても、あのハンカチ王子・斉藤祐樹のような情けない例もあるので、総てはこれから。球団との相性もあるだろうし、もちろん本人の努力次第で、スターになるか凡々と消えてゆくか、どっちに転ぶかわからない。昨年の日ハム・大谷翔平投手もやや翳みがちだから、今年1番の注目株、東北楽天イーグルスが5球団競合の末に引き当てた桐光学園の松井裕樹投手でも、3年後にスターになっているかどうかは不明だ。まさにドラフトとは人買い市場そのものの怖さも秘めている。だから益々面白い。(放送2013年10月24日16時53分~)

(黄蘭)

採点:1
  • コメント・口コミ
  • Facebook
  • twitter

このエントリーはコメント・口コミ受付を終了しました。

注目情報PR
追悼
シニアの健康ライフ
Slownetからのおすすめ記事(提携)

お知らせ

電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中