元気なテレ朝 勢い乗って好調ドラマSP―金と情熱かけたのに惜しい!間抜けなシーンとうるさい劇伴
<ドラマスペシャル 遺留捜査>(テレビ朝日系)

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   元気なテレビ朝日がますます勢いづいている。レギュラーの「遺留捜査」がそこそこの数字を取っているので、今度はスペシャル版を作った。これがまたスケールの大きなアクションもので、牛久の病院の空き部屋を借り切って2週間で撮影したという。
   月島中央署管内で病院勤めの女性の他殺死体が発見され、その捜査で糸村聡(上川隆也)がその病院に出かけたところで、拳銃を持った一団が病院に侵入し、院長の娘の心臓病の女の子から糸村までを人質として立てこもり、10億円を要求する。手術を控えた女の子の時間切れ、不祥事隠蔽の銀行頭取(清水章吾)の処遇、医者に化けた刑事・糸村の正体バレなど、いくつものハラハラが同時進行しながら話が進む。テレ朝と東映、中々に金と情熱をかけている。
   ただし、演出が間抜けなところもある。例えば、最後に犯人が人質にナイフを突きつけた場面で、糸村の説得で犯人が萎えた瞬間に、本物の捜査官なら、いの一番に犯人の手からナイフを取り上げてワッと押さえつけるはずであるのに、刑事連中がのんびり見ているのだ。あり得ない。
   また、劇伴音楽がうるさすぎて会話にもかぶり、セリフが聞き取りにくい。劇伴というのは、ドラマを高揚させる役目はあるが、音の編集が無神経なら逆効果になる。押しなべて日本のドラマは音楽の付け方が杜撰である。ただ、煽ればいいってものではない。上川はとぼけた糸村に合っているがいささかパンチ不足。(放送2013年11月10日21時~)

(黄蘭)

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