2019年 11月 23日 (土)

カネがらみの電話勧誘すべて危ない!オレオレ上回る投資詐欺…被害平均1000万円

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   高齢者を狙った巧妙な投資勧誘詐欺の被害が急増している。詐欺師グループが複数の大手証券会社社員や金融庁職員になりすましてあの手この手で信用させ、老後の暮らしにとコツコツ貯めた虎の子を騙し取っていく。挙句に、詐欺にあって意気消沈している被害者に付け込み、弁護士を名乗る一味が被害を救済すると持ちかけさらに騙し取る悪質な詐欺も増えている。

   被害総額(2012年)は3年前に比べ18倍の186億円とオレオレ詐欺(112億円)を上回った。詐欺師に騙されないようにするにはどうすればいいか。人を見たらドロボーと思えは昔からの教訓だが、今はお金の絡んだ電話は詐欺と思えだ。今も昔も、待っていてうまい話が飛び込んでくることは間違ってもない。

過去の損失取り戻せると1900万円詐取!落ち込んでいると弁護士名乗る追い討ち詐欺

   投資勧誘型の詐欺は被害額が大きい。警察庁の調べでは被害額(2012年)の1件当たり平均は993万円で、オレオレ詐欺の343万円に比べ3倍近い。被害者は70代が7割、60代を合わせると9割に達する。

   どんな手口なのか。今年7月(2013年)、都内に住む70代の女性が2000万円騙し取られた。始まりは自宅に送られてきた投資のパンフレットだった。女性が住む地域だけの500人限定を謳い、急成長した太陽光発電会社への投資を誘う内容だった。女性は関心がなかったが、大手証券会社を名乗る男の電話で心が動く。「パンフレットの会社が上場したあかつきには、株価は5倍になると予想しております」と将来性を強調しながらこう持ちかけた。

「自分たちの代わりにこの会社の社債を購入してくれないでしょうか。実は顧客の投資家がとても欲しがっておりまして、1.5倍で引き取らせていただこうと思っております」

   ここがもう詐欺の手口なのだが、気づかないでいると「代理購入だからリスクはない」という。そこへ別の大手証券会社社員を名乗る男から電話があった。同じ投資物件を今度は「成長間違いない会社なので、購入されたら1.7倍の値段で買い取ります」と話す。

   結局、女性は2000万円分の社債購入を申し込み、自宅に来た経理担当と称する男に現金を渡すと社債が送られてきた。しかし、それっきり関係者とは連絡が取れなくなり、騙されたことが分かったが後の祭りだった。

   最近はさらに悪質化、巧妙化が目立っている。かつての投資の損を取り戻せると持ちかける手口だ。認知症の妻と2人暮らしの男性は昨年9月(2012年)、をまるで見透かしたような巧妙さで1900万円を騙し取られた。詐欺は「倒産したリゾート会社の会員権200万円。これが公的機関から返金させることをご存知ですか」という電話で始まった。男性には20年前に200万円で購入した会員権が倒産で紙クズになった苦い経験があり、さっそく申し込んだ。

   ところが、申し込みが殺到しすでに受付けは終了してしまったという。男性がガッカリしていると、「お金を取り戻す方法が別にある」と持ちかけてきた。「うちのクライアントが別の会社の会員権を倍額で買い取ると言っています。200万円で購入すれば400万円。損を取り戻せますよ」という。妻を施設に入れてやることができると考えた男性は、勧められるまま1600万円を送金した。会員権と引き換えに現金を受け取る約束をしたが、男が待ち合わせ場所に来ることはなかった。

   しかし、詐欺はこれで終わりではなかった。放心状態の男性のところへ今度は弁護士を名乗る男から救いの手を差し伸べるという電話がかかってきた。ワラをもつかむ思いで弁護士料300万円を払い込んだが、この男も最初の詐欺師の仲間で合わせて1900万円を騙し取られた。

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