内定辞退急増で企業違法ギリギリの囲い込み!「他に行ったら圧力かけるぞ」

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   来春卒業を迎える大学生の就活もいよいよ終盤戦だが、複数の企業に挑戦した学生の「内定辞退」をめぐって、企業側とトラブルになるケースが続出しているという。

   就職の超氷河期といわれたかつての就職戦線も厚生労働省の調べによると、2011年(3月の大卒者)の内定率57.6%を底に、今年10月(2013年)現在で14年は64.3%と徐々に上向き始めている。それに伴って増えている内定辞退者は、ここ5年で2倍近くになるという。

罵詈雑言浴びせ「迷惑かけるな」民法上の不法行為

   「内定辞退」の増加で、最近は過激な形の囲い込みも増えているという。企業側にしてみれば、時間をかけて選択した掌中の珠を他社に取られてはかなわないと、かつては内定者を海外旅行に連れて行く企業もあった。

えげつないねえ

   就活相談を受けている「内定塾」によると、学生が内定辞退を告げると企業の採用担当者の態度が硬化し、執拗な圧力をかけてくるという。ある学生は「A社に行くといったら『その会社はうちと関係があるから圧力を掛けられるんだぞ』と脅された」という。

   「とくダネ!」が取り上げたのは、スポーツ用品販売会社の内定を辞退した私立大に通う女子大生のケースだ。この女子大生は別の方面にも挑戦したいと思い、内定の返事を2か月ほど待って欲しい頼んだ。1度は了承されたが、3週間後に人事担当者に呼ばれ「ほんとに優柔不断ね。あなたは私の会社ではすでに決められない人間と思われているからね。早く決めて。どれだけ迷惑かけていると思ってるの」と怒鳴られた。

   この後、他の企業の内定が決まったので内定辞退を告げると、人事担当者が机を叩いて「納得いかない」と大声で罵り、女子大生の陸上競技の成績を見ながら「スポーツばかりやっていた人間が、それ以外の仕事でうまくいくわけないでしょ」と人格まで否定されたという。女子大生が「優柔不断だとか決断できない人間だとか言われ、この会社への信頼がなくなったきたんです」と告げるとやっと帰してくれたという。弁護士によると、「こうした誹謗中傷は民事上の不法行為になり、損害賠償の対象になる可能性もある」という。

ソフト路線の企業も…社長が家庭訪問して親に会社説明

   もっとも、こんな脅しまがいの囲い込みばかりではない。企業の採用担当者からレストランに招待された学生が、店員から手渡されたメニューを開くと内定通知書がはさんであったというサプライズ演出型の囲い込み、社長自ら家庭訪問して親に会社の状況や仕事の説明をするケースもある。バブル期までの数を重視した採用から、今は人材を重視する傾向に変わっている。

   キャスターの小倉智昭「圧力をかけられる人が羨ましくなりますね。優秀なんでしょう。それにしてもやり方がえげつない。こういう会社には電話1本で断ることはできないのかね」

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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