アメリカにも投稿バカ見るバカ!殴る蹴るの暴行、煽る撮影者…コメント欄も「爆笑だ」

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   アメリカであおりながら暴行シーンを撮影し動画サイトに投稿したり、通行人に暴行を加え楽しむ陰質なゲームが頻発しているという。「フジテレビ」ニューヨーク支局の西橋麻衣子ディレクターがその実態を伝えた。

動画サイト「ワールドスター・ヒップホップ」に投稿

   今月17日(2013年11月)、ニューヨーク市内のナイトクラブ前の路上で暴行事件が発生した。からだが接触したという理由で男2人の口論となり、相手の顔にパンチを放ち、地面に倒れた男の顔を何度も蹴るの暴行を加えた。殴られた男は意識不明の重体、殴った男は駆けつけた警察官に殺人未遂、暴行容疑で逮捕された。

最低だね

   酔ったうえでのケンカだが、暴行映像が動画サイトに投稿されメディアの注目を集めることになった。動画をよく見ると、撮影者の「殴れ!」という声の直後に1発目のパンチが飛んだ。撮影者は「スゲ~、倒れたぞ」の叫び、倒れた男の顔にパンチの連打、さらに撮影者は「スゲ~!ワールドスターだ。男が大暴れしています。ワールドスターだ」と大声を上げる。この声に容疑者は興奮して、暴行をエスカレートしたようにも見える。

   撮影者が連呼したワールドスターとは、若者に人気の動画サイトで「ワールドスター・ヒップホップ」のことだ。このサイトのコメント欄には「爆笑だ」「これはエンターテイメントだ」と書き込まれており、派手な映像を撮影するために容疑者を挑発した可能性が疑われている。

   こうしたサイトがなぜ野放しになっているのか。西橋ディレクターが取材した米・ジョンジェイ刑事司法大学のジェフリー・バッツ教授は、「言論の自由がありますから、警察に削除要請する権利はありません。こんな映像はまったく面白くないということを人々に理解させるしかないんです」という。

すれ違いざまに通行人殴る「ノックアウトゲーム」

   自由を履き違え抑制が効かなくなると、さらにこんな危険なゲームが流行ってしまうことにもなる。右手にカバン、左手にレジ袋を提げた帰宅途中の男性が路地裏を歩いている。すると、前方から6人組の男たちがやってきた。そのうちの1人が突然男性に強烈なパンチを見舞った。倒れたまま動かない男性を尻目に男たちは立ち去った。「ノックアウトゲーム」といっていま全米で大流行中という。今年9月(2013年)以降、16件が明らかになっているが、もちろん氷山のほんの一角だ。

   キャスターの小倉智昭「狙うターゲットは決まっているんですか」

   西橋「年齢とか宗教、人種が違う相手を狙うことが多いのだそうですが、基本的には無差別だそうです」

   小倉「最低だよね。あの映像を見てかっこいいとはどういうこと。警察があの動画サイトを削除できないなら、サイトを提供しているところが削除してもよさそうですけど…」

   米国事情に詳しいショーン・マクアードル川上(経営コンサルタント)は「コンプライアンスという問題もあるのですから、自主的に削除すべきですよね」という。日本の10年先をいっているというアメリカ社会の歪みが、日本にもいずれやってくるのかと思うとぞっとする。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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