いい子ちゃんの沢尻エリカじゃ面白くもおかしくもない!どんでん返し期待も肩すかし
<時計屋の娘>(TBS系)

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   この局の好きな芸術祭参加ドラマでプロデューサーも毎度おなじみの八木康夫、放映よりずっと前から新聞紙上で盛んに沢尻エリカのインタビュー記事で宣伝していたので、どんなに凄いドラマかと期待して見ていたが当てが外れた。何ということのない平凡な話だった。芸祭の選考委員はこういう淡々とした挿話を高く評価するかもしれないけれども、筆者には物足りなかった。脚本・池端俊策。
   古い時計屋に女がロンジンの錆びついた時計を直してほしいとやってくる。その時計は主が若い頃、恋人に送ったもので、恋人とは結婚できず25年が流れた。女・リョウ(沢尻エリカ)は母親が3・11の津波で死んだと言い、主の秋山(國村隼)とは父娘ではないかと尋ねる。色々あって、最後は津波の爪痕が放置されたままのリョウの故郷へ出かけるのだ。2人は父子ではなかったが、余韻を残す。
   期待外れの1つ。沢尻がいい子ちゃんを演じても面白くもおかしくもない。最後にどんでん返し(例えば借金の500万円は別の理由だったとか、彼女が仕組んだ寂しい独居老人詐欺だったとか)があるだろうと期待していたが肩すかし。もう1つはキーワードのように出てくるケヤキの木。秋山が樹齢90年のケヤキを切るなと演説する内容は素晴らしかったが、リョウの母親にもケヤキの木がからむ。絵的には綺麗でも、何でもかんでも自然保護は正しいというワンパターンの主張には抵抗を感じる。世の中そんなに甘くないのだよ。(放送2013年11月18日21時~)

(黄蘭)

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