2018年 7月 19日 (木)

猪瀬直樹「副知事時代」東京都から徳洲会施設に7億円の補助金、病院建設認可

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   東京都の猪瀬直樹知事(67)が医療法人「徳洲会」から受け取っていた5000万円の疑惑で、猪瀬は26日(2013年11月)に借用証を公開した。A4版の紙には「徳田毅殿」「平成24年11月20日」と印字された下に「5000万円」「猪瀬直樹」と手書きで記載されているだけで、返済時期や利息の記載がないうえ、実印の押印や収入印紙も貼られていなかった。

   これでは借りた方は返すつもりがなく、貸したほうも返済しなくてもいい金と見られてもしょうがないし、借用証が借りた当日に作られたものかさえ疑いたくなる。

記者会見では「知らなかった」

   借用証に詳しい行政書士会の星野精一副会長は「いちばん怖いにはこの5000万円の数字。カンマが入っていないし、5000万円の前に数字が入れられる。どうしてこういう数字を書いたのか不思議、ミステリーですね」と訝っている。

簡単に借金

   猪瀬は「衆院議員会館の徳田毅議員の事務所で空欄の借用証を渡され、自分で書いた」と説明している。「最近作ったのでは?」という記者の問いには、「間違いなく原本です」と語気を強めた。

   さらに疑惑を深める次のような事実もある。東京都内には徳州会の施設が建設中を含め3つある。そのうちの武蔵野徳洲苑には猪瀬が副知事時代に都が7億円以上の補助金を出しているのほか、現在建設中の武蔵野徳州会病院は昨年10月に都が建設許可を出している。

   そうした徳州会の施設があることについて、猪瀬は「知らなかった」と答えているが、副知事時代に「緊急医療の専門チーム」を立ち上げている。利害関係があるところから無利子、無担保で5000万円を借りれば疑惑が生じるのは当然だ。

借用証作成のパソコン捜査

   元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士「(徳州会の施設との関係が)今後の方向性を占う大事なポイントで、将来的には収賄罪に発展する可能性が出てきます。借用証が本当に貸借のあった日に作られたのかどうか。どこかのパソコンで作られているので、パソコンの履歴を調べることになります」

   キャスターの小倉智昭はこう皮肉った。「一般の人が住宅ローンを借りる際には大変な思いで金融機関から借りています。こういう簡単な借り方はいいですね」

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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