2024年 4月 25日 (木)

冬の動物園は楽しいぞ!普段は見られない生態…寒くなってパンダは元気いっぱい

   近藤泰郎アナ「冬の動物園行ったことありますか」

   ゲストの室井佑月(作家)「小さいとき行ったけど、動物が固まったままだった」

   近藤「夏場は1万人の集客が冬場は1000人に激減する動物園。でも動物は関係ありません。冬こそ元気な動物が見られる穴場なんです」

   ひどく冷え込んだり、雪が降ったりしたときの朝の動物園では、普段は見られない動物の生態を見学することができる。あったかく着込んで、ポットに熱いコーヒー、お父さんはウイスキーのポケットびんなんかも持って出かけると、入場者は少なく静かで独り占めの気分だ。デートなども盛り上がる。

冬眠中のツキノワグマは赤ちゃん出産

   上野動物園の井内岳志さんのお薦めはジャイアントパンダ。「冬はとっても元気になります。パンダを見るには『あさイチ』に限ります」と言う。もともとパンダは中国の寒い地域に生息しているので、気温が25度以上になると室内の冷房部屋に入ってしまう。しかし、冬は外でノビノビと歩き回る。今年1月(2013年)の大雪の日は、大ハシャギで庭を掛け回り、笹竹をムシャムシャ食べた。

   ニホンザルも元気だ。「上野動物園のニホンザルは日本で一番北に生息している青森県下北半島のサルなので、寒さには強いし冬は元気です」(井内さん)

   冬しか見られないニホンツキノワグマの冬眠の様子もモニターで見ることができる。ログハウスの中のクマはほとんど動かないのだが、2年前には冬眠中に生まれた子供のクマがヨチヨチ歩く姿も映像で中継公開されていた。

白い息吐きながら動き回るトナカイやアムールトラ

   このほかの動物園でも、茨城県ひたち市の「かみね動物園」のワオキツネザルが白い毛におおわれたお腹を出してたたずむ姿は冬場しか見られない。「太陽に向けてお腹を出して、ウットリしているのは体を温めるための大事な日課です」と園長の生江信孝さんは説明する。年末は翌年の干支とのツーショット撮影会を行っている。年賀はがき用に人気で、今年は馬(ポニー)だ。

   北海道・札幌の円山動物園は夏場に開催していた夜の動物園を冬の夜にも開催。秋田市の大森山動物園は1月と2月の土日祝日に、吹雪の中で動き回る動物が見られる。トナカイの水浴びやアムールトラが白い息を吐きながら走る。

(磯G)

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