2018年 9月 25日 (火)

<ミス・パイロット>(フジテレビ系)
堀北真希ベタすぎる青春…失敗ばかりのマヌケでもパイロットになれるの?ドラマとはいえ心配になるANA採用力

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   厳しい訓練のなか、友情あり、師弟愛あり、恋あり。正面から「これぞ青春!」と叫んでいるようなドラマである。そういう意味では、あまりにベタすぎて気恥ずかしくなる。

   だが、扱っている分野が旅客機のパイロットというふだん見られない遠い世界なので、パイロット養成のドキュメンタリーを見ているような面白さはある。ふーん、旅客機のパイロットって、こうやってなるのね。

   ただ、ANAが舞台になっているため、すべてに「ANA」のロゴが登場し、ときどき俳優たちが全力をあげてANAのCMをやっているような錯覚にとらわれ、ふと滑稽さを感じてしまう。それで効果は、というと、全体的にはANAのイメージアップになってはいるのだが、ヒロインの晴(堀北真希)の落ちこぼれぶりにはイライラさせられる。失敗ばかりするが、持ち前の明るさでプラスに変え、乗り越えてゆくという設定が取ってつけたみたいだ。昔ヒットしたドラマ「スチュワーデス物語」(1983年TBS 堀ちえみ主演)の「ドジでのろまなカメ」のパイロット版かい?

菜々緒のCA姿美しい!

   「ANA自社養成パイロット選考システム パイロットへの道」(公式ページ)というのを見ると、候補生を選ぶだけでも第5次選考まである。ドラマを面白くするためとはいえ、そんな厳しい選考でこんなマヌケな候補生を選ぶの? とANAの採用力が疑われてしまわないかしら。

   むしろ、あらゆる点で優秀なのに最後に不合格になる千里(相武紗季)の方が魅力的だ。それから教官の国木田(斎藤工)もいい。斎藤工は売れすぎが心配になるほど売れっ子になったなあ。優秀なCA役の菜々緒のCA姿は完璧に美しく、動く作り物みたい。

   堀ちえみの時代はスチュワーデスと言えば女性のあこがれの職業だった。今は呼び方さえCAと変わり、非正社員が多くなったせいか、あこがれるほどではなくなった。女性が主人公の航空関係ドラマとしては管制官を扱った「TOKYOエアポート」(2012年10~12月 深田恭子主演)もあったが、このドラマでは女性パイロットが主役になったことに時代を感じる。舞台となる航空会社がJALからANAになったことにも。(火曜日よる9時~)

(カモノ・ハシ)

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