猪瀬直樹「悲しき有名人ぶりたい病」彼の素あぶり出したあるパーティーの光景
<猪瀬直樹東京都知事の5000万円借り入れ記者会見報道>(各局ニュース・情報番組)

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   素朴な感想だが、猪瀬は本心からあんな言い訳で世の中が通ると思っているのだろうか。石原慎太郎が都知事を辞めた時、猪瀬の事を「彼は優秀ですよ」といった一言がテレビに乗って、そのお蔭で都民の票を集めたのに、自分の実力だと錯覚した頭の悪さ。今回の記者会見は実に的確に彼の素(す)を炙り出している。
   かつて筆者は猪瀬が駆け出しに毛が生えたぐらいの時、あるパーティー会場で彼を見かけた。会場の外のホワイエでわざわざテレビカメラに撮らせてインタビューを受けていた。その場を本人が指定したのだ。大勢の人の目に触れる場所で撮らせて、自分は売れっ子だ有名人だと自慢したいのだろうと思ったが、顰蹙ものであった。
   本当のインテリならそんなことはしない。目立たない場所でひっそりと撮ってもらうはずで、猪瀬の行動パターンは有名人ぶりたい病と世間の受け取り方とのギャップに気が付かない究極のKYとも言えるのである。KYすなわち、自分の計算でうまく行くと踏む浅はかさは、今後、都知事の仕事にも大いに誤謬を生じさせるに違いない。東京オリンピックはまずい。
   こつこつと調べて物書きをやっている間はいいが、行政の長に彼は向かない。同じように物書きで有名人病だった田中康夫が、結局ものにならなかったのとよく似ている。高い都税を払っている身としては、一刻も早く清廉な人と交代してもらいたいが、青島といい美濃部といい碌な奴がいなかった。(放送2013年11月~12月)

(黄蘭)

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