「みんなの党」分裂で野党再編加速!年明けに「江田新党」「維新の会」接近

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   みんなの党がとうとう分裂した。35人の衆参議員のうち江田憲司前幹事長ら14人はきのう9日(2013年12月)に離党届を出した。年内に新党を結成するというが、同時に民主党や日本維新の会の一部議員との連携も強めており、野党再編の起点になる可能性もはらむ。新風を期待されたみんなの党は4年で瓦解した。

特定秘密保護法すり寄りで「自民党渡辺派」に成り下がった

   会見した江田は「歌を忘れたカナリア。もはやこの党に将来はない。結党の原点を忘れ変わり果てた」と渡辺喜美代表の独断的な党運営を強い口調で批判した。とりわけ、特定秘密保護法案の修正協議は「自民党へのすり寄り」「与党入り」だったと切って捨てた。離党議員の1人からは「自民党渡辺派」という言い方も出た。

離党14人は予想以上

   渡辺・江田の亀裂は8月に江田が幹事長を解任されてから決定的になり、会見などで同席しても目も合わせない状態が続いていた。そして先月、渡辺が安倍首相と会食したあと、特定秘密保護法賛成に転じたことで党内の反発が強まった。

   江田はこのあと民主党の細野豪志前幹事長、維新の会の松野頼久国会議員団幹事長らと会談した。維新の会の橋下徹共同代表も「江田さんに大義あり。大きな塊を作る必要がある」と語り、江田も「いま必要なのは改革勢力の結集。必ずや成し遂げる」と話した。江田らはきょう10日、「既得権益を打破する会」という勉強会を立ち上げる。これが当面の「寄り合い」の土台になるとみられる。

   キャスターの赤江珠緒は「35人のうちの14人。この数字をどうごらんになりますか」と政治アナリストの伊藤惇夫氏に聞く。「渡辺さんにはショックでしょう。直前に渡辺氏周辺に聞いた時、『5人集まるか』といっていたので、読みも誤っていた」と解説する。渡辺と夫人による「個人商店的な」党運営が不満としてあった。

   伊藤「それが秘密保護法案で一挙に噴き出した」

再来年の統一地方選までに民主合流で60~70人の野党第一党

   しかし、再編への道はすんなりとはいかないと伊藤は見る。「江田氏は維新の会の橋下共同代表、松井幹事長とはいいが、石原共同代表とは一緒にならない。 また、細野氏も両にらみみたいなところがありますからね」

   司会の羽鳥慎一「何人くらいが同調するのでしょうかね」

   伊藤「維新の会から30~40人、民主党からは10数人で、60~70人にはなる可能性はあります」

   羽鳥「時期的には、いつ頃のことですか」

   伊藤「再来年の統一地方選の前までにはとみな思っているでしょう。早ければ来春、維新の会との関係は動く可能性があります。民主党はその先になるだろう」

   赤江「肝心の理念とか政策は?」

   伊藤「政党作るときは、長期目標とか国家ビジョンの提示が大事になります。新党は過去40くらいあるが、みな自民党の惑星だった。自民の周りを回っていただけ。小さくてもいいけど恒星になりなさいよ、といっているのですが…」

   伊藤は野党再編は必要だという。「安倍氏が経済問題から集団的自衛権とかに視点を移してくるのは目に見えているが、いまの野党では止める力はない。当面選挙はないから、国民も手が出せない。野党が抑止力を強めないと」という。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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