2024年 4月 25日 (木)

「嵐」やっぱり当代一の人気男たち!元日に朝日新聞「ぶち抜き8ページ広告」著名作家5人がメンバー主人公に書き下ろし

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   朝日新聞の元日の広告特集は圧巻だった。8ページにわたって、紙面下の部分にテレビCMに嵐を起用している企業に広告を出稿してもらい、上の部分に5人の作家が嵐のメンバー5人それぞれを主人公にした書き下ろしショートストーリーが掲載された。5人の作家のうち3人が芥川賞作家、1人は芥川賞候補作家という豪華な執筆陣である。

   こんな広告はちょっと見たことがない。いまさらながら、嵐のモテ男ぶりを感じさせるものだった。5編とも資料を読み込んだかなり本格的な作品で、嵐がそれぞれに読書ポーズをとった写真が添えられている。作品は次のようなものだ。

二宮和也 伊坂幸太郎「Eの874」
櫻井翔  平野啓一郎「フェニックスのリア王」
松本潤  川上未映子「僕たちは、抱き合ったことさえ」
相葉雅紀 山崎ナオコーラ「僕は駿馬」
大野智  阿部和重「追跡者」

「馬になりたい」相葉ちゃんの無理注文を山崎ナオコーラ執筆「僕は駿馬」

   面白かったのはSF仕立ての「追跡者」だ。阿部は小さいころから映画館に入りびたり、映画監督目指して日本映画学校に進んだ経歴の持ち主である。それだけに、映画を観るような迫力とリアルな設定、それでいて大野ファンならピンとくる「怪物」「魔王」「リーダー」などのキーワードがちりばめられ、ラストのオチまでぐいぐい引っ張っていく。大野リーダーも「1つのテーマを生涯追いかけていく生き方はかっこいい」と満足げだ。

   「馬になりたい」という相葉ちゃんらしいとんでもないリクエストをうまく消化した山崎の「僕は駿馬」も、癒しの詰まった印象的な作品に仕上がっている。振られた元カノとのやり取りをつづった川上の「僕たちは、抱き合ったことさえ」は唯一のラブストーリーで、13日(2014年1月)からスタートするマツジュン主演のフジテレビ系ドラマ「失恋ショコラティエ」(月曜よる9時)よりもぐっと大人の味付けになっている。

   どれも続きを読みたい物ばかりである。広告で終わらせず、書籍化してもいいし、各メンバーが自分のために書かれた作品を朗読してCD化するのもいいだろう。他の作家とのコラボもぜひ読んでみたい。本人たちが語るだけのインタビューという安直な企画を排して、新しい嵐を演出した夢のコラボの勝利だ。

知央

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